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ホテルに着くと俺は彼女をベッドに座らせる。
「ほい、着いたで
ええか？ジャケットは脱いで寝ること」
「中間さん」
「ん？」
座ってる彼女のジャケットを脱がせようと肩に手を置いた瞬間腕を掴まれて俺が彼女を押し倒す形になった。
！？！？
な、なんで
「や、山崎さん、あの」
「時には弱音を吐かないと壊れちゃいますよ」
「……え」
「へへっ、彼女さんに時には弱音を吐いてみて下さい。大丈夫ですよ
中間さんは頑張ってますから、わかって、くれますよ、壊れそうで心配」
俺の頬に触れる手は優しく撫でる
「…俺彼女おらんよ」
「居るのかと思いました。」
「…おったら山崎さんをこんなんせんわ」
頬に触れる手に触れてみると一瞬だけ俺の目を見て笑顔で「恥ずかしい」と言っていた。
…あ
「…じゃあ少しだけ」
落ちた
ベッドに倒れている彼女を抱きしめる
香りが近づく
暖かくて
苦しかったものや嫌なものや全てが壊れて消えていく。
彼女を
「…お前の方が彼氏おりそうで怖い」
「いないんだなこれがー」
酔った感じの声が耳に来る
あかん
好きになった
俺が彼氏になれたらどれだけ嬉しいんやろ。
このまま朝も彼女が覚えていたら神様が俺に微笑んでくれた証や
でももしも忘れていたら
「…お前シンデレラみたいやわ」
「ガラスの靴履いてませーん」
「俺の前から消えるんや。
朝になったら俺の前から消えるんや
12時になったら帰るのと同じで
…魔法使いがおったら俺一生離れんで欲しいって願うと思う」
グッと抱きしめると俺の頭を撫でて耳元でクスクスと笑う。
忘れていたら俺はいつか振り向いてくれるまで必死になると思う。
「…関西弁だ」
「…嫌？」
「いいえ、中間さんらしくて好きです」
「俺らしいってなんやねん」
笑って彼女の方を見ると彼女はクスクスっと笑いながら俺の方を見ていた。
…可愛ええな
「中間さんはいい人ですね。」
「なんで？」
「だってこれ以上はしないので」
「…彼女になったらキスしてあげる」
「えぇー、営業課のエースが駆け引きだー」
「秘書課の期待の新人が危機感ゼロでーす」
「ちょっと」
笑う彼女は綺麗だ
仕事の時と違う
それに他の人と違う見方をしてきた。
彼女は
「ん、ほら早う寝な
明日も早いんやろ？秘書課は」
守らないといけない存在だ
「おやすみ」
「はい、おやすみなさい」
次は俺が彼女を惚れさせよう。
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ハル春(プロフ) - みぃーさん» コメントありがとうございます。みぃーさんのコメントを見て予知夢ですか？！と驚きました。これから少しだけその後をえがいていこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします (2019年12月25日 19時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 赤よりの虹色ジャス民さん» コメント返信遅くなってすみません。そう言ってくださりとても感激です！少しだけまだその後をこれからは更新していきますのでそちらの方も宜しくお願いします (2019年12月25日 19時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
みぃー - 淳太君、かっこよかったです。 続きまってま〜す!! (2019年12月18日 23時) (レス) id: 871bc41d1e (このIDを非表示/違反報告)
赤よりの虹色ジャス民 - 凄く面白かったです！淳太君がメッチイケメン過ぎてヤバかったです。感動のシーンは涙があふれました。 (2019年10月15日 10時) (レス) id: a08afc0a85 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 流智LOVE(智洋にデレ期？！)さん» コメントありがとうございます。最後まで完結したのですが正直私も寂しいなと思ってしまいます。またこれからも頑張っていきますね！応援ありがとうございます (2019年10月3日 23時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2019年5月19日 2時
