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キャリーケースをゴロゴロと動かしながら待っていると建物に入っていく人が見えた。
…違う
オランダ人は身長が平均的に高い
だから日本人とかまぁすぐ気づく。
…さっきの人は違う人だな
空を見て息を吐いていると自分の目の前に誰かがやってきた。
「？…」
「何やってんねん」
「…あ」
「あっじゃないやろ。
1人できたん？」
そこに居たのは薄手のコートを着た中間さん。
荷物片手に少しだけ困った顔をしていた。
「…会いたくて」
「ん？」
「お誕生日おめでとうございます。」
「……そういうことか。
ありがとう。」
…なんか
少しだけ
「…何かありました？」
「なんもないで？」
壁がある。
何かしたかな私
それとも
「……嫌でした？」
「え？」
「…いえ、なんもないです。」
言えない
嫌いになった？とか
首を横に振ったあと袋を取り出し中間さんに渡す。
それを受け取った中間さんは中身をちらっと見た後少しだけ微笑み私のキャリーケースを手に取った。
「家で開けるわ。
中上がってええよ」
「え、いや、ホテルを」
「少しぐらい甘えろや。
…今晩ぐらいプレゼント貰ってええやろ？」
中間さんはそう言って歩き出した。
その後を追い中間さんの部屋の中に初めてはいった。
机の上には資料が数枚置いてあった。
もしかして
「中間さん、寝てますか？」
「？寝てるで」
「…嘘です。
目が」
中間さんの目を覗き込み説得しようとしたら中間さんは私の肩を押して距離をとりキッチンの方へ向かっていた。
…え
「紅茶がええ？珈琲もあるけど」
「……嫌だ」
「…A？」
「今の中間さん嫌です。
っ、嫌です」
「っ、ちが、」
中間さんは私の方に近づこうとしたが私はそのまま玄関の方に行き家を出た。
外に出て息を吐くと冷たい空気がやってくる。
冷たいよ
疲れてるのかな？
でも違うなんか
なんか
拒絶されてる
息を吐く度に目から涙が溢れてくる。
何に私は間違えたのかな？
プレゼントかな？
それとも他にここで好きな人がいるのかな？
どうしよう
どうしよう
「っ、…ん、嫌だ」
何が嫌なのか分からないよ。
外をてくてくと歩く
このままどこに行くのか
その時目の前から男性が話しかけてきた。
…オランダ語分からないよ
分からないけど頷こうとしたら後ろから走ってくる音が聞こえ
「ストップ！！」
止められた。
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ハル春(プロフ) - みぃーさん» コメントありがとうございます。みぃーさんのコメントを見て予知夢ですか？！と驚きました。これから少しだけその後をえがいていこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします (2019年12月25日 19時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 赤よりの虹色ジャス民さん» コメント返信遅くなってすみません。そう言ってくださりとても感激です！少しだけまだその後をこれからは更新していきますのでそちらの方も宜しくお願いします (2019年12月25日 19時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
みぃー - 淳太君、かっこよかったです。 続きまってま〜す!! (2019年12月18日 23時) (レス) id: 871bc41d1e (このIDを非表示/違反報告)
赤よりの虹色ジャス民 - 凄く面白かったです！淳太君がメッチイケメン過ぎてヤバかったです。感動のシーンは涙があふれました。 (2019年10月15日 10時) (レス) id: a08afc0a85 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 流智LOVE(智洋にデレ期？！)さん» コメントありがとうございます。最後まで完結したのですが正直私も寂しいなと思ってしまいます。またこれからも頑張っていきますね！応援ありがとうございます (2019年10月3日 23時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2019年5月19日 2時
