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髪濡れてる
そう思っていると中間さんは私の方に近づきソファー座っている私を見下ろしていた。
？何
「明日帰るけど俺にしてもらいたいこととかある？」
「……え、」
「…じゃあ、まずは座って下さい」
「何処に？」
「よ、横か下か」
そう答えるとどっちだよと言いながらも笑いながら私の横に座ってきた
私はタオルを取って横に座った中間さんの髪に触れた。
「なんやねん」
「髪を」
「…ありがと」
されるがままの中間さんを見るのは珍しいからなんか新鮮だな。
髪を拭きながらそう思っていると中間さんは目を閉じて下を向いた。
？
「…髪を拭き終えたら寝ましょうか」
「まだ起きてたい」
「仕事とかで睡眠不足なのは分かりますが寝ることは重要ですよ」
「寝たら帰るやろ」
まぁ帰るけど
その答えになんて答えればいいのか分からなくて黙ってしまったら中間さんは私の手を掴み拭くのを停めさせた。
「なぁ、何かあったら連絡するんやで？」
「親ですか」
「心配やから言うんやろ。
…こっちでも色んな人に声をかけられるけど俺はAしか愛してへんよ」
「…もしもこのオランダで私よりも素晴らしい女性がいらっしゃったら」
そんな質問をしようとしたら一瞬手を掴んでる力が強くなった。
え、
「俺は誰であろうとAを選ぶ
どんな奴が来てもや」
真っ直ぐな言葉を聞いて私は質問をするのをやめた。
黙って中間さんを見ると中間さんは微笑んで「寝ようか」と言ってきた。
こっちに来て彼は成長した。
だからこそ
私も成長しなくてはと思えたのだ。
「気をつけてね」
「はい、ありがとうございます
中間さんもお仕事頑張ってください。
何かありましたらこっちでサポートは出来ますから」
「うん、ありがとう」
家を出る時そんな会話をした。
頭を下げ笑顔で空港へと向かう。
彼は会社があるからと別の道へといった。
チケットを片手に待っている。
仕事の付き合い
彼女としての付き合い
秘書としての付き合い
なんかごちゃ混ぜだな
……飛行機の乗り場の方に向かおうかな
そう思い列の方に並ぼうとしたら後ろから腕を引っ張られ誰かの胸に頭をコツンっと当てられた。
…え、
「バイバイ、A」
「……なん、で」
「泣いてるかなと思って」
優しい声が耳に響く。
やばい、目が霞む
だめだよ
「っ、酷い、です」
泣くのを堪えながら言うと中間さんは笑っていた。
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ハル春(プロフ) - みぃーさん» コメントありがとうございます。みぃーさんのコメントを見て予知夢ですか？！と驚きました。これから少しだけその後をえがいていこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします (2019年12月25日 19時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 赤よりの虹色ジャス民さん» コメント返信遅くなってすみません。そう言ってくださりとても感激です！少しだけまだその後をこれからは更新していきますのでそちらの方も宜しくお願いします (2019年12月25日 19時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
みぃー - 淳太君、かっこよかったです。 続きまってま〜す!! (2019年12月18日 23時) (レス) id: 871bc41d1e (このIDを非表示/違反報告)
赤よりの虹色ジャス民 - 凄く面白かったです！淳太君がメッチイケメン過ぎてヤバかったです。感動のシーンは涙があふれました。 (2019年10月15日 10時) (レス) id: a08afc0a85 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 流智LOVE(智洋にデレ期？！)さん» コメントありがとうございます。最後まで完結したのですが正直私も寂しいなと思ってしまいます。またこれからも頑張っていきますね！応援ありがとうございます (2019年10月3日 23時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2019年5月19日 2時
