隣の先輩【赤】 (ページ24)

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「はよくっつけやあの二人さ」

「まぁまぁ、のんちゃん」

「望、それが出来ない時もあるんやで」

神ちゃん、流星、俺の3人でご飯食べ

仲良くなったのは確か俺が初めて来た時に隣に座ってたのが流星で

先輩が神ちゃんやったかな

神ちゃん厳しいと思ってたら飴と鞭の使い分けがめっちゃうまかった。

流星は女性にモテるし、仕事はこなしていくし

凄い人達

「…くっつけよ。あの二人」

「まぁ、距離感が掴めないんちゃう？しげも慣れてなさそうやし」

「？神ちゃん知ってるん？」

「そりゃあ、同期なんで。

でも腹をくくれば行動早いんやで？あいつ。」

初耳や

この前の海

あの時

『先輩、好きなんすよね？この子』

『言うな！！』

あんな必死やった

なんで

あんな苦しそうなんや

Aちゃんも好きやと思うのに

お酒を飲むといつもよりも不味く感じた。

好きやからこそ崩したくない何かがある。

部屋で1人ソファーに腰掛けて考える。

夢のあの子は甘えてきて

俺の何かが壊れて

だからこそ現実でなりたくなくて我慢をする。

仕事は上手くいってるのか分からない。

最近話してないな

明日ぐらいにでも話そうかな

仕事の準備をし寝る準備をする。

…明日はいい日でありますように。

上手くできない

現在夜の2時半

家でパソコンを開いて仕事を片付けても終わらない。

難しい

でも難しいと言ってる暇はない

考えないと商品を

企画課だからこれは当たり前だ

ちらっと見た書類には赤い印が

修正

これもして新しいの考えて

レイアウトもだからなぁ

「……無理だ」

眠気も来てこれはもう死を覚悟する

でも終わらせないと

頬をペチペチと叩いて続けていく

頑張らないと

まだいける。

次の日の会社ではボツの物とボツでないものに分かれた。

「……やり直そう」

机に広がる資料をまとめまた作っていく

お昼になり皆が食堂やどこかに行っても続けていると隣の椅子がギィっと音を立てた

？そこの先輩今日は出張なはず

「久しぶりやな。西崎」

「…重岡さん」

「目元キツそうやな。寝てるか？」

そう言って私の方に手を伸ばし目元に触れてきた。

クマできてるかな

その行動に苦しくて

「……重岡さんっ」

重岡さんの指に涙が伝っていった。