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「終わった…」

警察署を出たのはもう日が落ちて夜だった


…今日の晩御飯どうしようかな

疲れ果ててもうお腹が減ったという感情も少ない。

玄関を出て見えるはずのない星を見ようと見上げたら背中にヒヤッとした感覚が生じた

「ぇ!?何」

「お疲れ様です。」

後ろを見ると降谷さんが缶のお茶を2本持っていた

そして、そのうちの1本を私に渡してきてカシャッと音を立てて開けていた

「お疲れ様です…」

「事件を呼ぶ体質なのか。巻き込まれ型なのか」

「っ嫌味ですか?」

「いや?或る意味ほっとけない人と言いますかね」


…それ厄介人みたいじゃん

そう思いながらため息をついて缶を開けようとしたら。ふと、あの時のことを思い出した

そう言えば降谷さん何を伝えたかったのかな?

あの時名前を呼ばれたから聞けなかったけど
何か言いたそうだった

隣にいる降谷さんを見るとお茶を飲みながら真っ直ぐ前を見ていた

…聞かない方がいいか


「…何か言いたそうですね」

「へっ?!」

「答えられる範囲でよければ答えますが」

「…降谷さんはあのとき何を伝えたかったんですか?」

「…どの時?」

「っ分かってますよね?」

降谷さんの方を向いて自分のお茶の缶をグッと握ると降谷さんは右手に持っていた缶を私のおでこにコツンっと当ててきた

「っ、」

「意地になるところ可愛いですね」

「………馬鹿にしてます?」

「いいえ。

好きだなぁということですよ」

そう言うと降谷さんは私の背中に触れて前へと押していた

「もう遅いですし送ります。」

それに対して「いいです」という事で首を横に振ると降谷さんは私の顎をクイッとして近づいてきた

一気に距離が近くなるため驚いて缶を落としそうになったが


「ほーら

逃げれない。

三十路手前のおじさんの言うことは聞いてた方がいいですよ」


降谷さんはフッと笑みを浮かべて私を見ていた。

…はめられた

私は1度ため息をつくと降谷さんの後ろをついていくことにした。


それにしてもこの人カッコイイ車に乗ってるな。
前も思ったけど車にこだわりでもあるのかな?

運転席の方に行く降谷さんを見て思っていると降谷さんはドアに背を預けて私の方を見ていた

「何突っ立てるんですか?」

「え、いや、後部座席に座ろうかなぁと」

「助手席でいいですよ。

ていうか隣に居た方が安心するので居てください」


なんかサラッと凄いことを言ったような気が…


「…??」

それを聞いて顔が熱くなった。

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- もう見てはいらっしゃらないでしょうが、遅れて凄く素敵な作品に出会ってしまったのでコメントだけでもさせてください。途中まででもすごく楽しめました。ありがとうございました(;_;) (2021年11月22日 16時) (レス) @page36 id: 949488e612 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - ウツボカズラさん» コメントありがとうございます!返信が遅れてしまいすみません。そう言って下さりとても嬉しいです(*´∇`*)更新が遅いですがこれからもよろしくお願いします (2018年7月15日 16時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ウツボカズラ(プロフ) - めちゃくちゃ降谷さんかっこいいいいいですどストライクです!!すてきな小説ありがとうございます( ;∀;)ぜひこれからもよろしくお願いします!!楽しみに読ませていただきます!!! (2018年6月3日 12時) (レス) id: ba7ef38af0 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - ○○さん» コメントありがとうございます。そして、返信が遅れてしまいすみません。イケメンに書けているのか?といつも不安だらけで書いてます。これからも更新頑張っていきますね! (2018年6月1日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - シルビアさん» コメントありがとうございます。そして、返信が遅れてしまいすみません。降谷さんイケメンに書けてますか!?凄く不安だらけです。でも凄く嬉しいお言葉です。ありがとうございます (2018年6月1日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル春 | 作成日時:2018年4月30日 0時

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