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首にぎゅっと抱きつくと降谷さんは私の首から口を離して肩を掴んできた
「馬鹿か
普通拒否るでしょ」
「お、押してダメなら引いてみろです。
ていうか、何するんですか！」
「…いや、こっちのセリフですよ」
降谷さんはそう言うとため息をついて私から離れた
くしゃくしゃと髪をしている降谷さんを見て凄く困惑しているんだと分かった。
首の方はまだジンジンと痛みを帯びていて
痛い
首を手で抑えて私も下を向いて息を整えていると降谷さんが私の方に手を伸ばしてきた
「？…何か」
「首見せてごらん」
「…はい」
ゆっくりと手を下ろすと降谷さんはその噛み跡に触れてきた
ピリッとして痛い…
すると降谷さんは「ちょっと待ってね」と言ってトランクの方からなにか取り出してきた
…え
「…救急箱」
「必要ですからねぇ」
「え、使うんですか？」
「まさか」
どっちだ
多分強がってんのかな
んーと考えていると降谷さんは私の首にガーゼを付けていた
…手際が凄く細かくて綺麗だな
「はい、終了」
「ありがとう…ございます」
「いえいえ
男には気を付けることですよ」
「…降谷さんだって男じゃないですか」
包帯のところに触れて呟くと降谷さんは私の方を見て言った
「…またされたい？」
「…」
首を横に振ると降谷さんは笑顔になった
そして、私は車から出て家へと帰った。
「首どうしたの？」
「え？あー、かいてしまって」
「うわぁ、そんなに痒かったの？
お大事に」
「はーい」
会社に翌朝行くと予想通りの反応が社内の方で返ってきた
あまり言えないしね
噛まれましたとか
デスクワークをする日なので一人パソコンと向かい合ってると先輩が私の所に来た
「災難だらけで申し訳ないんだけど
来週の土曜日会社の飲み会あるんだけど来る？」
「え？飲み会ですか？
まぁ、何も無いので大丈夫ですけど」
「まじ？
良かったー。それじゃあまた」
…飲み会も疲れるんですけどね
まぁ仕方ない
来週土曜日は何時に家に帰れるのやら
パソコンでインターネットを開くとニュースが目に入った
「へぇー、最近不審な男性が目撃されてるらしいですよ」
「え？どこ？」
「えっと、あ、隣町ですね」
「最近物騒だからねぇ
Aちゃんも気をつけるんだよ」
「はい」
不審者情報多発してるな
まぁ
世の中危険がいっぱいだしね
そう思いながら私は仕事に手をつけ始めた
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♡ - もう見てはいらっしゃらないでしょうが、遅れて凄く素敵な作品に出会ってしまったのでコメントだけでもさせてください。途中まででもすごく楽しめました。ありがとうございました(；_；) (2021年11月22日 16時) (
レス) @page36 id: 949488e612 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - ウツボカズラさん» コメントありがとうございます！返信が遅れてしまいすみません。そう言って下さりとても嬉しいです(*´∇｀*)更新が遅いですがこれからもよろしくお願いします (2018年7月15日 16時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ウツボカズラ(プロフ) - めちゃくちゃ降谷さんかっこいいいいいですどストライクです！！すてきな小説ありがとうございます( ；∀；)ぜひこれからもよろしくお願いします！！楽しみに読ませていただきます！！！ (2018年6月3日 12時) (レス) id: ba7ef38af0 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - ○○さん» コメントありがとうございます。そして、返信が遅れてしまいすみません。イケメンに書けているのか？といつも不安だらけで書いてます。これからも更新頑張っていきますね！ (2018年6月1日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - シルビアさん» コメントありがとうございます。そして、返信が遅れてしまいすみません。降谷さんイケメンに書けてますか！？凄く不安だらけです。でも凄く嬉しいお言葉です。ありがとうございます (2018年6月1日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2018年4月30日 0時
