絶対に死なせない【降谷零】

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銀行強盗か

そしてあの男さっき通り過ぎた

携帯の電源は入ってるのに


その時1人の女性が警察に電話と叫んだ

「おい！警察なんざに電話してみろ

お前ら


命はなしだ」


殺すということ


怯える社長を椅子の裏にしゃがまして私は強盗犯の方を見た

…普通強盗だけならここまでしないのに

だって殺したり立てこもったりするよりも

逃げる方が罪は軽いというか人を傷つける方を選ぶかな？


多分もっと別の

すると男は金を要求するといいそして数名のみ解放を命じた

この場には子供からお年寄りまでいる

頼むから

しかし男は何故か「男性」のみを解放させた


分かった


「社長、ここを出たら電話を」

「わ、わかった。

Aさん」

「…もしもの時はよろしくお願いします」


そう言うと社長は泣きそうになりながら銀行を出た


この場には幼稚園生ぐらいの女の子とそのお母さん、そして60代ぐらいの女性が1人に、50代ぐらいの主婦が1人

そして私の計5名の利用者と

9名の銀行委員


この人


すると子供を抱きしめた母親が男に向かって言った

「お願い、この子は

この子はやめて」

「はぁ？なんだ？

…あぁ情けというやつか」


そう言うと男はその2人のところに近づき母親の腕の中にいた少女を引っ張り引き寄せていた

っ、あ


子供の名を叫ぶ女性の声が聞こえる

そして男は拳銃を少女の頭に突きつけていた


「うるせぇ！

こいつは人質として俺が持っててやるよ」

「やめて！その子だけは！娘は！」


私は足を動かしてその母親の所へと行き男の方へと手を伸ばした

「？はぁ」

「その子と私を交換しましょう」

「何言ってんだ！」

「その子を殺さないで

その代わり私は好きなようにしていい


どう？


私とお話しをしましょうよ。


だって貴方…女性が嫌いでしょ？」


男の目を見ながら言うと男は驚いた表情をした。

やはり

女が嫌いなんだ

私は黙って男を見た

すると男は一度舌打ちをすると少女を床に下ろした


「ほらよ」

「おかぁさーん！」

人質は解放できた

あとは


「…貴方のお名前はなんですか？

私の名前は俣木Aです。」

「…矢田だ」

「矢田さんですね。

実は私は男性が苦手なんですが貴方はなぜ？」

「お前に言うわけないだろ」

「ですね。こんな状況では無理ですよね」


警察が来るまで私がどれだけ


「お前面白い奴だな」


時間を確保できるかだ

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