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プロローグ ページ1

彼女はある春の日に突然現れて

窓際の角の席に座っている。


時間帯は朝


そして、いつもノートや本を広げている。


最初の頃は大学生かと思ったがほとんど毎日同じ時間に来るため違うとわかった


そして頼むのはコーヒー

いつもそれ


そして運がないのか分からないけど自分に当たらない


ていうか大抵来た時に梓さんに頼んでから席に座っている。


だから話しかけたことは無い


けど今日は朝来た時には頼まなくて窓際ではない席に座った。


珍しいなぁと思ったが話しかけないで黙って眺めてた。


黒のペンをノートに走らせて何かを書いたり参考書なのか本に付箋や印をつけてる。
そして、指を動かしたり手を動かしたりしてる


…あれは


気づけば勝手にコーヒーを入れてそれを彼女の所に運んでいた


「どうぞ」

「っ!?あ、え?」

急にコーヒーを渡されてそして初めて話すためか彼女は驚いていた

…声初めてこんな近くで聞いたかも


「凄く真剣に頑張っているので差し入れです」

そう言うと彼女はコーヒーを見た後申し訳なさそうに頭を下げて俺に言った

「ありがとうございます。」

「いえいえ、そういえば

手話を練習してるんですか?」


「え、ぁ。必要でというか」

「実は僕少しだけ出来るんですよ。挨拶とか少しだけですけどね。」


その言葉を聞いて彼女は目をぱちぱちと瞬きした後少しだけ嬉しそうに「どうやって覚えましたか?」と聞いてきた


それを聞いて何故か自然と目の前の椅子に座って彼女に手話で「おはよう」と伝えてみた


口には出さず黙って

すると彼女はクスッと笑い

「おはようございます」

と言いながら手を動かした


名前は?と聞くと

「俣木(またぎ)Aです」

と手話と声で伝えてきた

「上手ですよ。俣木さん

僕の名前は安室透です」


そして同じように返す



多分


ここで好きになった。


朝しか来ない君に。

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- もう見てはいらっしゃらないでしょうが、遅れて凄く素敵な作品に出会ってしまったのでコメントだけでもさせてください。途中まででもすごく楽しめました。ありがとうございました(;_;) (2021年11月22日 16時) (レス) @page36 id: 949488e612 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - ウツボカズラさん» コメントありがとうございます!返信が遅れてしまいすみません。そう言って下さりとても嬉しいです(*´∇`*)更新が遅いですがこれからもよろしくお願いします (2018年7月15日 16時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ウツボカズラ(プロフ) - めちゃくちゃ降谷さんかっこいいいいいですどストライクです!!すてきな小説ありがとうございます( ;∀;)ぜひこれからもよろしくお願いします!!楽しみに読ませていただきます!!! (2018年6月3日 12時) (レス) id: ba7ef38af0 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - ○○さん» コメントありがとうございます。そして、返信が遅れてしまいすみません。イケメンに書けているのか?といつも不安だらけで書いてます。これからも更新頑張っていきますね! (2018年6月1日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - シルビアさん» コメントありがとうございます。そして、返信が遅れてしまいすみません。降谷さんイケメンに書けてますか!?凄く不安だらけです。でも凄く嬉しいお言葉です。ありがとうございます (2018年6月1日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル春 | 作成日時:2018年4月30日 0時

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