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2人とも何もその後話さなかった
ただ津田さんは壁に背中を預けながら立っていて
私はその隣に黙って立っていた
…何か話してくれないかな
だが時々
津田:「早く終わればいいのにな」
貴方:「…はい……」
こんな会話をする
どんだけ社長と考えなくていいよと言っても社長は社長だ。
自分の会社のトップの人だし
変な事言ってクビとかはなぁ
嫌だな
会話が続かないのは悪いと思うが何も知らないからこそ何を話せばいいのか分からなくなる
津田:「…俺はこういう集まり苦手だな」
貴方:「え、これって社長がやってるんじゃ」
津田:「ん?…これは俺はしてない。
部長とかの集まりがしてるんだよ。」
貴方:「……社長って社長ぽくないですね」
津田:「それは初めて言われたなぁ。
Aさんはさなんで広報課に?」
貴方:「……なんででしょうね」
少しだけ話しが続いた
でも広報課に入った理由は自分でも分からない
元々は違う会社を受けようとしたけど先生がここを勧めてここになったんだよな
家からはまぁ遠いけど凄くいい所だからって
…社長になんでってすごく失礼な気が
考えた後にきたこの後悔
津田さんを見ると津田さんはスーツのジャケットを脱いでいた
…肌寒いのにこの人なんで脱いでんだ?
不思議に思いながらも一通りの多い歩道に目線を移した瞬間肩にほんのりと温かさが来た
貴方:「…え」
津田:「寒ければ中に入っていいんだぞ?」
貴方:「……中に入っても同じ課の人しか話しませんし。…お酒は…諦めたので」
津田:「諦めたって…お前面白いこと言うな」
肩にかけられたスーツのジャケットにグッと触れながら言うと感心したかのようにそう言われた
…いつ戻ろうか
いや、いつこれを返そうか
考えることが増えた
ジャケットに触れながら一人脳内で考えていると津田さんは私の耳の横を指先でスーと触れていた
貴方:「っ!?!?な、なんですか!?」
津田:「んー?考えてるなぁとね」
貴方:「…え」
津田:「純粋な真っ直ぐな子なんだなぁと思っただけだから安心してそんな変な事をしようとかじゃないから」
貴方:「……」
津田:「信用無いというような目なんですけど」
これが社会人歴の差なのか?
私の心を読み取るかのように言う言葉は私の心を戸惑わせた
黙って津田さんを見てると津田さんは笑いながら私の頭をクシャッとしてスーツのジャケットを取っていた
津田:「バレないように…な?」
そう言って先に帰っていった
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綉 - ここの台詞も行間隔あけてはどうでしょうか? 行間隔が詰まっているとまじで読みにくいので。。。 (3月21日 2時) (レス) id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - とここの台詞 貴方:「はい」 津田:「夜済ませた?」 貴方:「近くのコンビニでちょっと」 津田:「ははっ、なるほどー。……部屋行っていい?」 (3月21日 2時) (レス) @page30 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - 津田:「…言うな」 貴方:「酷い…人。 私は………好きになるんじゃなかった」 (3月21日 2時) (レス) id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - 物語読んでいて思ったのですが。。。 30のここの台詞 津田:「○○←名前…それ以上下がるな」 貴方:「なんで」 津田:「…俺が…後悔する」 貴方:「…幸せになればいい。私は庶民だから無理です。っ、……社長…最後に伝えていいですか?」 (3月21日 2時) (レス) @page30 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - ここの台詞も行間隔あけてはどうでしょうか? 行間隔が詰まっているとよみにくいので。。。 (3月21日 2時) (レス) id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル春 | 作成日時:2018年3月19日 23時