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先輩:「ちょ、何泣きそうなのよ！？」
涙を堪えようとしている私を見て先輩は驚きの声をあげていた。
今横を社長が通り過ぎたとか言えない。
でもそんな感情に関係なく涙は溢れようとしてくる。
貴方:「っん、本当は…耐えようって」
先輩:「ん？」
貴方:「し、幸せになって、そ、それがっぃいいって」
ぽろぽろと後から後から言葉が出てくる
それを先輩は黙って聞いていてくれた
傘をさしていても足元は濡れていく
雨の音が響いていく
「俺、Aさんのこと好きになったんですけど？」
いつか言われたセリフが頭の中に響く
貴方:「っ、好きなんだって
こんなに苦しいぐらいに、わ、私は…っぅ好きだって」
最後の言葉が口から出た
津田:「良く言えました」
貴方:「っ！？！？」
先輩:「ぁ、社長！？」
後ろからあの人の声が聞こえた
振り向くことは出来ない
けど
津田:「ねぇ、悪いけどその子…今日は俺が借りていい？」
先輩:「え、あ」
貴方:「失礼します！！」
そう言って私は先輩に一礼すると走った
家までは距離がある
頼むから捕まりたくない
雨の中人混みをわけて走る
傘を捨てたくなる
もう全身濡れているから意味は無いのに
だってさっき彼女さんがいた
だから今日は私はお役ごめんのはず
彼女さんに失礼なはず
なのに
なのに
信号を渡ろうとしたら運悪く赤になる
元来た道を走るのは嫌だ
右の方の通ったこもない道の方に行こうと足を動かしたら後ろから腕を引かれて傘が手から外れた
あ…
津田:「はぁ、はぁ待て！」
貴方:「はぁっ、離して！」
津田:「離すか！やっと掴めたこの手を！」
そう言うと津田さんは私の腕を引いて自分の傘に入れてきた
距離が近い
スーツに触れそうになる
貴方:「ダメなんです、ここに居たら
あ、貴方に触れたら…ダメなんです」
津田:「…ここは濡れるし人目もあるから違うとこ行こう」
貴方:「ここでいい…っぁ、我慢出来ない」
溢れてくる何かを堪えようと首を振って答えると津田さんは落とした私の傘をたたんで、自分の傘も閉じていた
雨がシャワーのように降ってくる
顔を上げて津田さんを見れない
足元だけを見ていると津田さんは私の目線になるようにしゃがんで下からのぞき込む形で私を見てきた
貴方:「！？」
津田:「…俺も我慢出来ない」
そう言うとそのまま私の唇を一度塞いだ。
そして離れると私の濡れた髪に触れてただ一度優しそうに微笑んでいた。
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綉 - ここの台詞も行間隔あけてはどうでしょうか？ 行間隔が詰まっているとまじで読みにくいので。。。 (3月21日 2時) (
レス) id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - とここの台詞 貴方:「はい」 津田:「夜済ませた？」 貴方:「近くのコンビニでちょっと」 津田:「ははっ、なるほどー。……部屋行っていい？」 (3月21日 2時) (レス) @page30 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - 津田:「…言うな」 貴方:「酷い…人。 私は………好きになるんじゃなかった」 (3月21日 2時) (レス) id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - 物語読んでいて思ったのですが。。。 30のここの台詞 津田:「○○←名前…それ以上下がるな」 貴方:「なんで」 津田:「…俺が…後悔する」 貴方:「…幸せになればいい。私は庶民だから無理です。っ、……社長…最後に伝えていいですか？」 (3月21日 2時) (レス) @page30 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - ここの台詞も行間隔あけてはどうでしょうか？ 行間隔が詰まっているとよみにくいので。。。 (3月21日 2時) (レス) id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2018年3月19日 23時
