24/7 (ページ2)

今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:18,950 hit

. ページ2

.

それから数日間オッパから連絡が来ることはなかったし、私から連絡することもなかった

もちろん数日間連絡を取らないなんて事はザラだ

その間にも私の幼い嫉妬が消えることはなかった

ジフン＂夜行っていい？＂

通知音が鳴ったかと思うと、なんと相手はオッパからだった

今回の嫉妬は長引きそうだと自分で思っていたにも関わらず、いざ彼からのアクションがあると一瞬で忘れそうになる

＂わかった、まってる＂

とりあえずいつものように返信をする

「…あ、いいこと思いついた」

ピンポーン

ジフン「Aヤ〜会いたかったよ〜！！」

玄関のドアが開いたかと思いきや、抱きついてくる大きな身体

仕事帰りで疲れているであろう彼をずっと玄関に居させるわけにもいかず、くっついて離れない彼を何とかリビングまで連れてくる

久しぶりに会ったという事もあって話は積もり、気づけば既に30分が経過していた

ジフン「あ、会社からそのまま来たからシャワー浴びていい？」

よし、今だ

「オッパ、あのさ」

ジフン「ん？」

「…猫見ていく？」

……想像以上に恥ずかしいなこれ

ジフン「あれ、A猫なんて飼ってたっけ？」

「……え？」

ジフン「何だよ〜飼ったんなら早く言ってよ！見たい！」

「…いや、あの」

ジフン「ん？」

なんでこういうところで鈍感になるの、この人

もういいや、全部言っちゃえ

「オッパ、ラーメン食べていく？」

ジフン「え？こんな時間に食べたら明日浮腫んじゃうよ、って、え？」

「ラーメン、食べていく？」

ジフン「…そういうこと？さっきの猫も？」

「…気づくの遅いよ、って、なんでそんな赤くなってるの」

現在彼の顔はゆでダコのように赤くなっている

ジフン「……いや、うん、」

「え〜！めずらしい！！オッパがそういう風になるの！」

ジフン「うんすごいテンション上がるね」

「だっていつも私がやられる側なのに！！」

オッパが照れたことが嬉しくてつい先程まであったわだかまりはいつの間にか消えていた

「やった〜！！オッパが照れましたよ皆さん〜！」

ジフン「はいはい分かったから」

「うれしい！ほんとにうれしい！！」

ジフン「もう黙って、猫見せてくれるんだろ？」

そう言って彼は私を姫抱きし、寝室へ足を運ぶ

………どうやらこの誘い文句は効果抜群みたいだ

.