雄英女子の非日常その２【ヒロアカ】 (ページ10)

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美弥その２ページ10

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「USJは襲撃されるのが鉄則なのかしら？
TDLは？贔屓なの？贔屓なのかしら？？

関西人に喧嘩を売っているのかしら？」

私がわざと声を大きくして言えば、みんなが驚いたように振り返る。相澤先生まで目を丸くしている。

「美弥……頼むからその喧嘩買うなよ」

「そりゃあね。戦闘はそちらのお仕事だもの」

状況を察したのかノッてくれた焦ちゃん。みんなの表情が少し柔らかくなったのを確認して、相澤先生にニッと笑ってみせる。

小鳥を見れば、「さっさと行こう」と言わんばかりの表情。みんなも落ち着いたようで、視線が自然と相澤先生に向く。

「ふ、落ち着いたみたいだな。
新本、おまえはくれぐれも手を出してくれるなよ。

ともかく新本と一条はケガ人を保護してやってくれ！今回は外の被害のついでに侵入してきたみたいだからな！」

「「はい！！」」

相澤先生の指示とともに走り出す。

ここから先は、お互い別の領分だ。

“護る者” と “救う者”
少し違う立場からでも信頼してる。

くるっとみんなに振り返って、信頼(それ)を伝える初めのエールを贈ろう

「任せたよ、ヒーロー」

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緑谷side

___任せたよ、ヒーロー___

僕らに微笑んだ新本さんを見ていて湧き上がる、どうしようもない心強さ。

そんな彼女から、僕らに向けられている信頼。

ずっと一緒に行動していられるわけない。彼女たちとは職種が違うのだから。

無条件に渡される期待。自分にできない仕事を、他人に任せるということ。

ああ、僕らもヒーローになれば、ああいう信頼を向けられるのか。

そこから感じる重圧、

でもそれ以上の心地よさ

_____任されてる

「はい！！」

_____怖がってる暇なんて……ない！！

Ａ組全員の声が、空間に大きく響いた。