第６話 ページ6
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「陵さん？」
ハッとして我に帰る。
とっさにフリーズしてしまっていた。
クラスメイトたちも私をぽかんとして見つめている。
「あ、いえ。
はじめまして、
今日からこのクラスでよろしくお願いします」
サッと笑顔を作って自己紹介をする。
蘭たちと少し離れた席に園子もいた。
まさかのみんないるのか。
「じゃあ陵さんの席は工藤くんの隣ね。
工藤くん、手を挙げて」
「はーい」
ひょいっと手を挙げたのはあの工藤新一だ。
彼の隣の席になってしまったようだ。
＊ちなみに席順としてはこんな感じ
窓｜ 毛利 工藤 陵
一番後ろの席なのはありがたいが、お隣さんがありがたくない。なんということだ。
とりあえず席につくと、新一が「よろしくな」と話しかけてきた。
それに「よろしく」と返せば、新一の向こうにいる蘭からも挨拶を受けた。君ら本当にコミュ力すごいよね。あれ、普通なのこれ？
「さて、じゃあ今日も勉強頑張りましょう。
１限目は私の現代文よ。
あ、工藤くんは陵さんに教科書見せてあげてね。
まだないから」
と言うものの１０分休憩に入り、途端に私の周りには人が集まってきた。
その中にいたのがあの茶髪にカチューシャのお嬢様。
「私、
よろしくね、Aちゃん！」
うん、来ると思ってたよ。コミュ力すごいよね。
皆さんご存知の通り、かの有名な鈴木財閥のご令嬢だ。かといって威張ったりしていなくて、友人を大事にする彼女の性格はとても好ましい。
うん、
「うん、よろしくね、園子ちゃん」
「ねえねえ！Aちゃんはどこから来たの？」
「前の学校ってどんなだった？」
「部活決めてるー？」
他のクラスメイトたちからいっぺんにたくさんの質問を受け、どうしたものかとうろたえていれば、私の前に腕がニュッと伸びてきた。
「ほら、転入生がうろたえてんだろ。質問は１人ずつにしてやれよ」
そう言ったのは新一だった。
私は意外な救世主にぽかんとしてしまった。
新一の助言もあり、みんなと少しずつお話していって、その日でそれなりに馴染めたかなと思う。
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紫苑(プロフ) - 待ってマジか、、、月城ってwうちのファミリィ―ネェーム((リアル名字なんだが、、、ウケる（真顔） (5月31日 6時) (
レス) @page1 id: 3aa754953d (このIDを非表示/違反報告)
#P - ずっと、求めていた小説が見つかりました…！！！ 大好きだぁああ！！ (2022年6月14日 23時) (レス) @page34 id: 9b79f8fc8c (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ザックの嫁さん» レスが遅れてすみません。コメントありがとうございます。まだ救済まで至っていませんが…頑張りますので見守っていただけると幸いです。コメントありがとうございました！ (2020年1月8日 13時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
ザックの嫁 - 救済とか……… 大好物じゃないの！！ (2019年12月15日 14時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ラムさんさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！やっと更新しました……おまたせしました！これからも維持できるよう頑張ります！ (2019年5月4日 22時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2019年1月24日 23時
