さあ、会話を再開してください ページ39
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何人目かの１人が部屋を出て行けば、すぐさま円卓のその人の椅子が片付けられる。５人になった部屋で、いやに不似合いなスピーカーから声が聞こえてきた。
《さあ、会話を再開してください》
その言葉に１人の男がキレだした。それをはじめとして、他の者たちも口を開く。
Ａ「いつになったらここから出られるんだよ！４日目だぞもう限界だ！」
Ｂ「だからって私に当たらないでくださいよ先輩！」
こいつら２人は会社の上司と部下だろう。隣同士で言い合っているのを見て、メガネをかけた男が呆れたように言葉をつなげる。
Ｃ「いい加減にしろおまえらは……わかんねぇのはみんな同じだ」
３人の会話を聞いて、隣にいた女性が泣きながら言葉をつなげた。
Ｄ「だ……誰がこんなことを……っ早く帰りたい……！」
Ｅ「いつまで泣いてんだよあんたは。わかりたくねぇ気持ちは痛いほどわかるが受け入れな。仲間が連れていかれたの見てただろう」
Ｅが言葉をつなげるが、Ｄはうなだれるだけだ。彼女は先ほど仲間を連れていかれてしまったのだ。泣いてばかりの彼女にイラついたのだろう、次にＡがＤに矛先を向ける。
Ａ「うるせぇんだよ姉ちゃんさっきからよぉ！！俺らがイラついてんのわかんだろこれ以上イラつかせんな！」
Ｂ「なんでそうつっかかるんですかあなたは！私の身にもなってください……」
Ａを制御する役のＢはため息をつく。そんなコンビを見て、Ｃがケラケラと笑いながら続ける。
Ｃ「いや〜大変ですなぁ後輩ちゃんは。わかりみだわマジで。でもイラつくのもわかるからそろそろ静かにして欲しいんですよねおねーさんには」
キロッとＣは今だに涙をこぼしているＤを睨む。これ以上場の雰囲気を悪くしたくないのだ。それにＤは縮こまり、控えめに言葉をつなげた。
Ｄ「わ、私ばかり取り乱してしまいすみません」
すう、はぁ……と深呼吸して、やっと冷静さを取り戻したところ悪いのだが……
皆の視線を集めていることに気がついて、Ｄは顔を青くして立ち上がり、スピーカーに呼びかける。
Ｄ「あ、違うんです！！今のは……！」
無慈悲にも最初のときと同じブザーの音が鳴り響く。引きずられながらＤが最後に見たのは、他のメンバーの同情と安堵の入り混じった笑みだった。
扉がパタンと閉まり、例のごとく椅子がカタン、と片付けられる。
《さあ、会話を再開してください》
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紅葉(プロフ) - 名無しのインティライミさん» 全然大丈夫ですよ笑笑！レス遅れてすみませんでした！ずいぶんとお待たせしてしまいましたぁあ…！！ (2019年1月24日 14時) (
レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのインティライミ - うおぉ！！18ページの謎解き、切爆で((殴 ﾄﾞｺﾞｫｫｯ ←ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ馬鹿なンです…しかもまだ読みきってないのにコメントしてるしこの人…(下らんこと言ってスイマセン！！) (2018年12月30日 17時) (レス) id: 24c67caab3 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 名無しのインティライミさん» 閲覧ありがとうございます！滅多にコメント来ないのでむっちゃうれしかったです！！幸せになっていただいてよかったです！お、お友達に紹介してくださるんですか！ありがとうございます！頑張りますね！ (2018年12月29日 17時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのインティライミ - はじめまして〜〜閲覧させてせてもらってます！意味怖もヒロアカもだいすきなんで幸せですよ〜！冬休み終わったら友に教えるつもりです！(`∀´卍)< ｶﾞﾝﾊﾞﾚ←応援してますネ！ (2018年12月29日 17時) (レス) id: 24c67caab3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2018年12月8日 23時
