リョーマの幼馴染は私です！2

47.友情って、すごい。 ページ3

翌日。


桜「あのっ」

貴「あ…」


話しかけてきた桜乃ちゃん。この間は巻けたけど、2度はないだろう。


桜「よければ放課後、リョーマくんの応援、一緒に、行きません、か…」


途切れ途切れでとっても緊張しているっぽい桜乃ちゃん。


貴「えっと、部活は？」

桜「今日は自主練なので、男子部の練習観てなにか学べることがあればなって…」


さっき『応援』って言ったのに…サボる気満々だね…たまには休息も、なんて思ってるのかな。

正直、またどうでもいい嫉妬しかしない気がするから行きたくない。


貴「ごめ」

朋「桜乃〜!!」


私の背中の方向から朋香ちゃんが走ってくる。でも、私の顔を見た途端嫌な顔をする。


朋「ちょっと桜乃、なんでこんなやつと一緒にいんのよ！」

桜「と、朋ちゃん。これはね…」


私、めっちゃ嫌われてるじゃん。別にいいんだけど。


貴「私もう行くね。リョーマの応援は二人でしてくれないかな。」

桜「Aちゃん…」

朋「ほら！！こいつもこうやって言ってるんだから、行きましょ！」

桜「ふぇぇ…Aちゃん、放課後テニスコートで待ってるよーっ！」


桜乃ちゃんに朋香ちゃん。全然タイプが違うのに、仲がいいのはなんでなんだろう。

友情って、すごい。

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