Ｎｏ．７１ ページ36
それから、お昼休みが終わり、午後の授業もあっという間に過ぎていった。
昼休みが終わったら二人揃って目が赤かったから、みんなから「どうしたの？」って言われた。
私達は揃って、「内緒！」と言った。
それから、未羽と放課後帰る予定だった。
だが…
A「まさか、数学の先生に捕まるとは思わなかった。
あ��ー！肩痛い！女子に資料持たせるかよ、普通！」
ぶつくさ言いながら廊下を歩く。
今は放課後。
未羽と帰ろうとしたら、私は数学の先生に頼み事をされた。
本当、マジ運ついてない。
＿＿＿＿＿＿ガラッ
A「この時間じゃ、誰も残ってな＿＿」
そう言って、教室の扉を開けた時……ふわっと風が吹いた。
教室には、一人だけ残っていた。
A「……国見」
国見「……A」
揃って、相手の名前を呼ぶ。
……なんで。
私は急いで、踵を返し、教室を出ようとした。
国見「待って！」
だが、国見に腕を掴まれる。
そのままぐいっと教室に押し込まれて、鍵をかけられた。
今日はとことん運がついてない。
国見「無理矢理ごめん。でも、話があって」
A「私は無い」
私はそう怒鳴った。
国見も目を見開く。
でも、国見は私に怯まずにこう告げた。
国見「あんなこと言うつもりはなかった。
本当にごめん。本当に悪いと思ってる。
だから、無視しないで。前みたいに話そう？」
そう言われ、私は国見をチラリと見た。
国見の顔は、いつもの無表情。
普段だったら違和感を抱かないのに、感情的になったせいか、国見の無表情が私に対して無関心なように思えた。
A「私は【要らない】んでしょ？」
国見「違う」
A「そこら辺の女子と変わらないミーハーなんでしょ？」
国見「だから、違うって」
私が言えば、国見も負けじと返した。
でも、どんなに私が言っても国見は無表情。
その顔に無性に腹が立った。
A「本当はそんなこと思ってないくせに！
口先ばっか言わないでくれる！？」
私は国見を睨みつけ、そう怒鳴った。
だが、その瞬間＿＿＿＿＿＿
国見「……っ」
国見の顔が……歪んだ。
それは、とても悲しみに満ちていた。
その時になって、我に返る。
国見の表情が乏しいのはわかっていた。
言葉数だって少ない。
でも、こんなにも一生懸命…私に謝った。
それなのに、私は……。
A「っ！」
私は罪悪感にとらわれ、鞄も忘れて教室を飛び出した。
国見は、呆然とそこに立っていた。
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あまね(プロフ) - しらふくであってると思います‥ (2021年2月11日 23時) (
レス) id: 352eb5c0f7 (このIDを非表示/違反報告)
なちゅまろ氏(プロフ) - 夢花 ゆめいろ星（スター）の夢花（仮）さん» こんなに熱く語って頂いたのは初めてで、とっても嬉しいです！続編を放置気味にしてますが、ここまで熱く語って頂いたのでめちゃ張り切って書きますね！本当にありがとうございます！応援大変嬉しいです！オールは身体と相談して行って下さいね(*^^*)ｗ (2018年4月4日 16時) (レス) id: 05d9494c58 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 ゆめいろ星（スター）の夢花（仮） - まあ、長話はこの辺にしておきますね。本当にありがとうございました！！！すっごい元気出ました！眠気なんて吹っ飛びました！←何気に此奴オールしてやがるw 続編もこの後見させてもらいます！（ギガが減らないくらいに…（遠い目）←小説好き((では、長文失礼！ (2018年4月4日 6時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 ゆめいろ星（スター）の夢花（仮） - ろうって思いましたよ本当。そして作者からの「で、す、が。まだここで終わりません（笑）」見たとき続編のこと忘れててめちゃ喜びましたwあ。あと、これまだ占ツク完全にインしてないのでコメント返信きても通知が来ません。なので、後日また見させてもらいます。 (2018年4月4日 6時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 ゆめいろ星（スター）の夢花（仮） - やめておきますw占ツクの「探す」で「いい子ちゃんをやめた私は、正式なマネージャーです。」を見つけて初めから読んだのですが、ここまでいい作品に出会えるとは！！しかも最終話？読んだのが夜中から明け方というなんとも絶好のタイミングでして。もうね、めちゃ頑張 (2018年4月4日 6時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なちゅまろ氏 | 作成日時：2017年11月19日 17時
