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坂田視点


 テロ組織の強い呪術師が現れて、【両面宿儺の指】に引き寄せられた強い特級呪霊が現れて、取り敢えず連絡したら、「退避しろ!」と怒鳴られた。



『上には一般人もおるし…。』



上司[何呑気な事を言っておる!今直ぐ脱出をしろ!]




浦「おらっ!!!」




志「マジか…っ!!!!」



 罠仕掛けながら上司の怒鳴り声を聞いてると、うらさんが呪力たっぷりの回し蹴りを叩き込み、まーしーの方へ飛んで行き、まーしーは首の部分に中国剣を叩き込むと、真っ二つに切れた。



 特級は消えていき、何も残ってなかった。


 
『すげ〜。』



セ「流石、リーダーとまーしーやな。」



上[何があった!!]



 センラと一緒に頷いてると、上司の怒鳴り声が聞こえ、耳から通信機を離す。



上[おい…!!!!」



 …どしよ、これ…。



浦「坂田、貸せ。」



『!……。』



 何て言おうか考えてたらうらさんに言われて渡すと、うらさんは自分の通信機を外して耳に嵌める。



浦「浦田です。……あ、特級は倒しました。………はい、……あ、【両面宿儺の指】の指を一本見つけました。…はい、わかりました。……。」



 うらさんは外を指差して、俺らは頷き、外に此処の人間が集まってたから、まーしーがスマホを取り出して他に道が無いか調べる。



セ「結界張っとるし、顔バレてないんやし……。」



志「見つけた。」



セ「流石まーしー。」



『おいこら、今ピンチなんやぞ。』



 センラがまーしーにデレ、取り敢えず俺はセンラにツッコミを入れておく。



 うらさん、まーしー、俺、センラの順で、大人一人ようよう通る事が出来る通気口を這って着いて行く。


ゴッ


セ「だぁっ!」


『あ、ごめん。』



セ「ごめんで済んだら警察いらんねん!!!」



浦「ば…!あんま声出すなよな…!」



 俺がセンラの顔蹴り、センラがキレていつものやつを言い、うらさんが小声で怒り、まーしーはフルシカト。



 多分クールフェイスでスマホを見ながらうらさんに指示出して行く。



 …顔は見えんけど。



 しばらく埃だらけの通気口の中を突き進むと屋上に出て、外の空気を吸って居ると、足下に埃まみれのやまだが立ってた。



志「ぶふぉっ…!」



セ「うら…うらたん…!……埃まみれやん…!」



 まーしーがイケメンらしかぬ笑いを漏らしセンラが爆笑しててうらたんを見ると、黒い服が埃まみれで、俺が吐き出すとやまだに噛まれた。

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作者名:ララ(ランタ) | 作成日時:2022年7月5日 15時

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