老夫婦の話 ページ8
まーしーと一緒に、寺子屋を中心に東京の街を散策しまくって、お手製の地図に色々書き込んで居た。
志「そう言えば坂田。」
坂「どしたん。」
授業を受けてると、隣に座って考え事をして居たまーしーが話しかけて来た。
志「何か、本当に鬼って居るっぽい。」
坂「あ、それ俺も聞いたかも。」
志「誰から?」
坂「夜外に出ようとしたら、老夫婦に止められた。」
志「何て言われたん。」
坂「鬼に喰われるから、外に出るなって。」
小学生レベルの授業は、中身が大人の俺らに取っては物凄くつまらなく、欠伸を噛み殺す。
志「何か本当っぽい。」
坂「何でそう思うん。」
志「鬼殺隊って言うのが存在するんだって。」
坂「鬼殺し?」
志「多分。」
大正って、俺が思ってるよりずっと危ない時代なんや。
大正ってそんな長く無いし、イギリスに影響されまくっとるイメージしか無いし、めちゃくちゃ安全ってイメージがあったんやけどな…。
志「坂田、その爺さん達に会えるか?」
坂「多分会えると思うけど、危険やと思うで。」
志「馬鹿、終わったら直ぐに行くんだよ。何軒か目星は着いてるし。」
まーしーはそう言って、メモ帳を見せて来た。
寺子屋の周りの一軒家に着いて、色々纏めて居た。
坂「…これ、ストーカー行為になるん…。」
志「此処は大正、現代より遥かに法が違う。」
坂「確かにそうやけど…。」
志「良いか?この後直ぐに…あだっ。」
まーしーの頭に白いチョークが飛んで来て、見事にヒットして、俺は教科書で頭を守ると、教科書に当たってチョークが落ちた。
先生「二人共、廊下に立ってなさい。」
ま・さ「……。」
無言で立ち上がって、必要な物を袴の中に突っ込んで廊下に行って立つ。
志「これで話しやすくなったな。」
坂「それはそうやけど、頭当たったチョーク、粉々になってんで。」
志「やっぱ、この時代の教師ってエイム良いな。」
流石ゲーマー、此処でゲーム機とかが存在しないせいで、思考がゲームに偏っとる。
志「じゃ、作戦会議を始めるぞ。」
坂「…。」
急にこんな場所に来て、無理しとるわけじゃ無いらしいし、俺が心配する事では無いな。
なんなら、めちゃくちゃ生き生きしとるし。
うらさんとセンラは、絶対この時代に居る。
鬼とか信じた訳じゃ無いけど、取り敢えず二人が心配やし、俺も頑張るか。
131人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ララ(ランタ)(プロフ) - ねこまる@Milkさん、コメントありがとうございます!!教えて下さりありがとうございます!!すみません!漫画が手元に無かったので確認するの忘れてました!直ぐに直します!!! (2021年10月23日 8時) (レス) id: 4bf2a8fa4e (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる@Milk - 初コメ失礼します。煉獄さんの一人称って『俺』では……?? (2021年10月22日 21時) (レス) @page41 id: b6e29333b6 (このIDを非表示/違反報告)
ララ(ランタ)(プロフ) - nimoさん、コメントありがとうございます!本当だ!教えて下さりありがとうございます!素で間違いました!教えて下さりありがとうございます!今すぐ直します!教えて下さりありがとうございます! (2021年10月17日 14時) (レス) id: 4bf2a8fa4e (このIDを非表示/違反報告)
nimo(プロフ) - 初コメ失礼しますm(*_ _)m上弦の参は猗窩座だと思います。とても面白い作品なので更新楽しみにしています!頑張ってください! (2021年10月17日 13時) (レス) id: 8a23295520 (このIDを非表示/違反報告)
ララ(ランタ)(プロフ) - みらさん、コメントありがとうございます!教えてくれてありがとうございます!直ぐに訂正します! (2021年10月10日 17時) (レス) id: 4bf2a8fa4e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ランタ | 作成日時:2021年9月28日 23時