四天宝寺のコイ事情 (ページ49)

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お風呂も最速ページ49

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A「うーん、着替えどうしよう…」

さっきからタンスを漁ってみるも、これといってあるのはあまりなかった。
まず地味な色がない。
どれも桃色や淡い緑などで、黒とか男の子っぽい色がなかった。

A「……あっ」

そういえば、この間安く売ってあったパジャマを買ったような気がする。
あれは確か着ぐるみ系のパジャマだったような…

どこにやったっけ？

とりあえず私は洗面台に向かった。
洗面台は、お風呂のすぐ隣にあった。

洗面台の後ろにある棚を開けてみた。
予想通り、この間買ったパジャマが畳んで置いてあった。
A「ふぅ良かった。これで着替えは大丈…」

ガチャッ

謙也「あ…」←タオル巻いてる
A「え…」←それをガン見

「「うおおぉ！！」」

A「なっななんでこんな上がるの早いの！//」

謙也「なんでてこれが普通やろ！！
大体こんなとこで何してんねん自分！//」
A「私ただ着替え取りに来ただけだもん！
はいこれ！」

手に持っていたパジャマを謙也に投げつけた。

もし叶うのならば、記憶をリセットする機会が欲しいものだと、本気で思った。

謙也はタオルを巻いていたから良かったものの、もしタオルさえ巻いてなかったなら…
と余計な事を考え始める自分を、私は許さない。

顔を真っ赤にしながら私はお茶碗を洗った。

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