親友の初恋事情 ページ11
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確か、恵が初めて告白したのは12歳のときだったか。
恵「私、渋谷くんが好きなの」
渋谷……あれ、名前なんだっけ?まぁその渋谷って人に、放課後告白していた。
でも恵はフラれた。
逆にその渋谷って人は恵に、小暮ってさ、スタイルいいじゃん?グラビアとかやんね?的なことを言われたらしい。
渋谷がそんな人とは知らず、恵は大層怒ってた。あんな人好きになっちゃったのね私…って、めっちゃ落ち込んでた。
でもその渋谷って人はその日、暴力事件に合って後日転校していったような気がする。
誰に殴られたかは知らないけど。
そしてその暴力事件の日から、恵の弟がおかしくなった。異様に姉ちゃん姉ちゃんって、恵を束縛し出した。
まぁ、理由は知らないけど。
A「彼氏かぁ、恵の彼氏って誰なんだろ」
さっき作った目玉焼きを一口かじった。コショウかけすぎたかな。少し辛かった。
恵の彼氏となると、そりゃあもうすごい人に決まってる。
そうだな、例えるなら…帝王、とか?なんかもう王様の妃かなんかになってそうだな。
そんなことを思いながら、お茶を飲み干した。
簡単にシャワーを浴びた。
メガネを外す時、いつも恵を思い出した。
私はまぁ、忍足くんと友達になれたからいいが、恵の方が心配になってきた。
あんな状態で、ちゃんとやっていけるのだろうか。
ベッドに入り、忍足くんのことを考えた。あの笑顔が脳裏に浮かんだ。
明日も、忍足くんと会えると考えたら、明日が待ち遠しくなった。
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 原哲也(ハラテツ)の小説も書いて欲しいです (2017年12月4日 22時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光也 | 作成日時:2015年9月24日 23時