A ページ3
私は毎年恒例
一番後ろ一人席。
ちょっと寂しい気もするけど
案外、この席がお気に入りだったりする。
目の前がボラムで、その横がギヒョン。
そしてボラムの前はキムハナ。
あ、またボラムゲームして...
前の席に座るボラムは
イヤホンを装着し、完全に休み時間状態
ボ「フッ...ハハハハ」
面白そうに笑い声をこぼして
スマホを見る彼女に私は後ろから声をかける
『ねぇボラム、私にも見せて？』
耳元でそう言うと
ボラムはにひって笑って振り返った
ギ「なあ、」
『ん？』
ギヒョンが眉をひそめながら
私達を見つめる
ギ「俺達のクラス、優等生クラスなのか？」
『まさか、そんなわけないじゃんー』
もー何言ってるの！って軽くギヒョンの肩を叩けば
ボラムも あんたと私が居るのにそんなはずないって笑う
優等生とかってのは、ミンやキムハナみたいな子の事を言うのに
『まあハナが居るしね』
ギ「なに言ってんのさ！お前がいるじゃないか！」
腕を組みながら
急に大声を出すからびっくりして肩が上に跳ね上がった
いや、ハナには全然かなわないよ...
『まぁまぁ、せっかく私達一緒のクラスになれたんだし
一年間楽しもうよ』
そう言って笑ってみせれば
ギヒョンは 納得したように静かに頷き
そうだな。と一言発した
ボ「あんたって、Aの言うことしか聞かないよね」
ギ「！？」
私の前の席は、今日も平和です。
.
.
.
.
.
「ここに行きたい大学と学科を書いてくれれば
先生と相談します。」
プリントは後ろに渡してくれー
そう先生が言って配られたのは
ボ「はい」
『ん、ありがとう』
行きたい大学、学科のプリントだ。
行きたい大学かあ、
紙を目の前に、自然とペンを持つ手に変に力が入って
奥歯を軽く噛み締める。
『やりたいこと、全然みつかってないし..』
行きたい大学の前に
自分のやりたいことが見つかってない今
本当にはやくみつけなければならないという焦る気持ちが出てきた。
『ボラムは、決まったの？？』
ペンでボラムの背中をつっついてみると
ん！っと紙を見せてきた
そこには、将来の夢 『プロゲーマー』
と書いてあった。
ボ「Aは？」
『あぁ....まだ決まってないかな』
今はその問いかけに
笑ってみせることしか出来なかった。
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ゆな - 「ギヒョン」であってますよ。続きまってます💟 (5月10日 13時) (
レス) @page27 id: 9527b2fed7 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 続きが読みたいです、、笑笑めっちゃ気になる！！！ (2020年1月23日 23時) (レス) id: 4aa243f549 (このIDを非表示/違反報告)
るら氏(プロフ) - すみません、ギヒョンじゃなくてキヒョンだと思うんですが…… (2019年8月18日 13時) (レス) id: 00bdb5c8c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みな | 作成日時：2019年6月18日 22時
