推しに懐かれたい 【孤爪研磨】

12 ページ12

・



「…Aさん」

「えっ？！研磨誰？この人」

「臨時マネの人」

『あ、こんにちは私3年のAAって言うのよろしくね』

「あっはい！！おれ日向翔陽でふ！！」

『でふ！って(笑)日向くん面白いね』

「いやーそんなことは〜」

「…何しに来たの？Aさん」

『あ、そうそう一緒に研磨くんと食べようと思って』

「…あそ」

「研磨〜何いじけてんだよ〜」

「いじけてないし」





もしかして、私に日向くんを取られると思ったのかな、くそ可愛いじゃんなにそれ。はむり、可愛すぎる





日向くんとは意外に気があったので話が盛り上がった。研磨くんはちょっといじけてたけど可愛いので余計に日向くんと喋ってしまう。
まあ、、時間は終わりに近く





「Aさん！俺午後も頑張ります！」

『頑張れ！音駒も負けないよ』

「勿論です！！！」




そう言って日向は帰ってった。
私もそろそろ片付けして帰ろうかなって立ち上がる






「あのさ、Aさん」

『ん？』

「俺も…頑張るから応援して…」

『ッ！わ、わかった。頑張れ研磨くん』

「うん」









『うっわ！何あれあんな笑顔でうんとか言われたら死ぬってほんとに最近喋りかけてくれてありがとう推しって最高』




研磨くんが帰ってから私はその場にしゃがみこみボソボソと呟いた。

13→←11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す