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ちょっと買いすぎちゃったな〜笑笑
まぁでも、たまにはこんな贅沢もいいよね
「あれ?……A?」
声のする方を向けばそこには高校時代の友人が
「元太!久しぶりだね笑」
元太とは高校3年生で同じクラスになって、出席番号順で並んだ席が隣だった。
「Aちゃんだよね?よろしく」
3年生になって初めて登校した日に担任が教卓に立って話している中、小声で話しかけて来た元太とはすぐに仲良くなった
成人式以来だから…
「9ヶ月ぶり?」
「だね!嬉しいなぁAに会えて笑」
「この後予定ある?良かったらご飯でも、、」
「行きたい!!」
「まじ!良かった〜笑」
どこ行く〜?ってなって私達が選んだのは高校の時によく行っていた焼肉屋
「やばい。ちょー久しぶり笑」
「私も笑」
高校生の時はテスト終わりとか午前中授業だった時にちょっと贅沢をしに来てた場所
テスト期間になると必ず出席番号での席順になるから毎回テストになるとお互い教え合っていたし、テストが終わる度に「オワッタ…笑」って言い合っていた
「やばい!!A!ここ教えて!!とか言ってたよね笑」
「言ってた言ってた笑」
「でも私より点数取るからさー笑」
「ははは笑」
当時楽しかっただけあって、今でも凄く会話が弾む
話の内容は昔の思い出話から今の話に変わった。
「俺は最近一人暮らし始めてさ」
「そうなんだ!一人暮らし良いよね」
「うん。楽。笑笑」
「Aも一人暮らしだったよね?」
「そうだよ、丁度昨日さ隣に引っ越して来た人が居て」
「そうなんだ!どんな人なんだろうね」
「それがね、もう挨拶してくれたの」
「挨拶?最近しない人も多いのに珍しいね」
「でしょ?しかも手土産まで用意してくれてて」
「丁寧な人だね、何歳くらい?」
「えー何歳なんだろう。でも若い!22とかかな?」
確かに、川島さん何歳なんだろう。
・・
「僕??25です!」
「えっそうなんですか?!…見えないです笑」
「ほんとー?嬉しいなぁ〜」
洗濯物を干していた時、たまたま川島さんもベランダに出てきてお互い用事をしながら会話中
「丁度5歳差です!」
「ということは、、20?」
「そうです!」
「ハタチか〜若いなー」
川島さんは20歳の頃を懐かしむような顔をしてそう言った
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作者名:るん | 作成日時:2021年10月5日 23時