悪戯が20回 ページ22
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『無理だって行っちゃやだ』
「離せ貴様!!では貴様もこればいいだけの話…!」
『A行くの面倒臭いの〜〜!!!動きたくなあい!』
「我儘だな」
現在状況、Aが芥川のコートを掴んでぎゃあぎゃあ暴れている。まだ完治していない傷のまま芥川が戦いの前線に出されたという事に、Aがストップをかけたものの、完全スルーで行こうとしたため、掴んで騒ぎ出したという先程の話に戻る。周りの黒服がなんとも言えない表情でそれを見ていた。
Aがしゅんとして諦めたように呟いた。
『うぐ…じゃついてく…A心配だもん』
「僕1人でも事足りる。三宅は別に居なくてもいい事だ」
『Aは…っ、やつがれ先輩を考えて言ってるの!
しかも相手は
「…無茶だと?僕はそうでもしないと…!あの人に認めても貰えぬ!離せみや______」
と、その瞬間芥川の背後から犬の鳴き声が聞こえた。2人がビクッと方をふるわせ、芥川は後ろを、Aは芥川にしがみついてそちらを見た。もう一度犬が吠えた。
秋田犬、襲来のお知らせ。
「おい貴様何とかしろ僕は犬を好かぬ…!」
『やだよ!Aも犬あんまり好きじゃなくて…く、黒服くん!あ、ええっと…安藤さんだよね!!どーにかしてほし…や、やだ!なんか来てる!!え、なんでAの方に…ちょっ……ぎゃあああ!!!』
「三宅は僕のコートを離せ引っ張るな!!」
Aが芥川にしがみつき、わあわあと叫び出した。芥川がじりしりと犬から離れるもこいつ、追ってくる。遂に何故かAの方に走りだり、その脚に前脚を掛けた。Aが悲鳴を上げて涙目でさらにしがみついた。
『やつがれせんばいい!!早く!!任務!!Aしぬ!!』
「…何とかしろ安藤…!」
「あ、は、はい!!すみません!!」
安藤と呼ばれた黒服の男性が慌ててAの脚から犬をひっぺがし、そしてAは剥がされたと同時にぽそっと呟いた。
『A、犬怖い嫌い…昔、2匹同時に腕を噛まれた…』
「災難だな…任務に行くか…」
『うん…港だったよねえ…行こっかあ…無理だ…』
2人がどっと疲れた顔をしながら歩いていった。
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三宅A_______嫌いなもの 動物、説教、✕✕✕
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君死勿 - 樋口「芥川先輩〜!?!?」←ってなってそうですね… (8月30日 13時) (レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
和歌 - 素敵な作品ありがとうございます! (2022年8月17日 0時) (レス) @page1 id: 5bd59d973a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - いえ!頑張って下さい! (2022年7月29日 12時) (レス) id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
しろみぃ(プロフ) - 彩さん» わーー!!ありがとうございます!!!!更新頑張らせて頂きます…!! (2022年7月29日 12時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - この作品大好きです!これからも更新頑張って下さい!私の心の癒しです! (2022年7月29日 9時) (レス) @page11 id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろみぃ* | 作成日時:2022年7月22日 22時