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川沿いを歩きながら、初音ミクの話を聞いた。
『________想いで、できたのがセカイ。』
「うんっ、だから、ここはAちゃんの想いで出来てるんだ!」
『…私の想い?』
どういうことだ、と思考をめぐらせていると初音ミクがあー!と叫んだ。
「ルカ姉!カイト兄!」
『…巡音ルカとKAITOだ.…』
「あら?いらっしゃ〜いAちゃん」
「ああ…ようやく来たんだね。」
バーチャルシンガーの渋滞。
『…情報が渋滞しすぎて何だか分からない』
カ「ミク、どれだけ話したんだい?」
ミ「ミクはね、セカイのことを説明した!」
「無理もないわ〜、急に来てセカイがどうの、私たちがどうのなんて急に言われても分からないでしょ?ね、Aちゃん」
ふわっと後ろから抱きしめられて、私は小さく頷いた。
_____あたたかい。体温が、ある?
少なくとも現実ではあるのだろう。
「ねぇ〜〜ルカ姉、ミクもAちゃんぎゅっとしたい」
思っていたことだ。
この初音ミクは、精神年齢が幼い。故にふわふわしている。
『初音、ミク』
「…ミクちゃんか、ミク!初音ミクなんて全部の名前で言わないで欲しい!」
プクッと頬を膨らませて言う彼女。
と、その後ろからカイトさんが寄ってきて彼女の頬をプシューと潰した。
「とりあえず、今日は戻るといいよ。俺たちはここに居る。
Untitleを流せばここに来れるから、何時でも来ていいさ。」
頬を掴まれたままのミクがふぇーー嫌だーー!と暴れていたが、抑え込まれていた。
「…その通りよ〜。セカイは、再生ボタンを止めたら出れるわ。
私たちはここに居るから、何か辛くなったり、考えたかったらいらっしゃい?」
『…分かった。ありがとう』
一礼して、私は再生ボタンを止めた。
もう一度、光に包まれた。
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しろみぃ(プロフ) - ぼんぼんばくだんさん» り、臨海ダイバーをご存知ある!!(歓喜)私の友達誰も知らなくて寂しかったので嬉しいです笑 ありがとうございます♡ (2022年8月16日 17時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
ぼんぼんばくだん - 最近この作品見つけて、設定のところ読んだら、臨海ダイバーあって興奮しました。今の時代(11歳←)で知ってる人いて(当たり前)よかった…!あと、うん、めっちゃ好きです。 (2022年8月15日 16時) (レス) @page2 id: b23d7e2e61 (このIDを非表示/違反報告)
しろみぃ(プロフ) - レイさん» 衣装めっちゃ可愛いですよね!!とても羨ましい…やっぱり瑞希は天使なんですよ(あくまで個人の意見です) (2022年1月13日 18時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 瑞希ちゃんの衣装まじ神!((無料10連できたやつ (2022年1月13日 6時) (レス) @page14 id: 17f6bf0d6c (このIDを非表示/違反報告)
大葉(プロフ) - しろみぃさん» 分かりみがマリアナ海溝((((( (2022年1月10日 14時) (レス) id: 3fb14b87b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろみぃ* | 作成日時:2021年12月31日 21時