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[ まふゆ side ]
使っていたイヤホンが壊れた。
今日だけはパソコン本体から、K達の声は小さい音で二ーゴで歌詞を作るか、と考えていた。
が、30分くらいが経過した後、何か、部屋の外から音がした気がした。
A?起きていても仕方はない。
お母さん?だったらまずい。
『……お母さん?』
Amiaとえななんがえ、お母さん!?と騒ぐチャットを流して、かなり静かではある足音を聞いた。
扉を開けて外を見ると同時に、廊下奥、向かいの扉がそっとしまった。
Aだ。彼女には多少バレても問題はない________と、一瞬、思った。
えななん「ねぇ雪!?大丈夫なの!?」
『…お母さんではなかった。けど、面倒なことはある』
K「…面倒な、こと?」
『多分、妹に、私が二ーゴの1人ってことがバレた』
えななんが、やだ、なんだそんなこと?と笑う。
『…それが、少しまずいかもしれない』
Amia「妹ちゃんって、ボクと同じ学年の子だよね。Aちゃんだっけ?」
『うん』
K「ストリート音楽…、してるんだっけ?」
『1番になるとか、あとは…
…そんな感じ』
えななん「ちょっと、何言いかけたのよ」
『別にどうでもいいから、切っただけ。』
どうでもよくは、ない。
部屋で1人呟く彼女は、1度だけ見た。
"伝説の夜を超える。お姉ちゃんをひとつでもいいから超えたい"
私が歌っていると知られればそれは壊れる。
だから、知られないように、隠し続けた。
けれど、それも終わってしまった。
Amia「…雪、本当?」
『…じゃあ、言う』
えななん「最初からそうしなさいよ」
私は、笑っているAの笑顔で、心が暖かくなった気がした。
最近は、笑うどころか関わりを持ってくれさえしない
Aが笑ってくれないのは、よくわからないけれど心が痛い。
もう一度、笑ってくれたら、また、私は自分を見つけれるかもしれないから。
私は、二ーゴの皆に向かって口を開いた。
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まふゆちゃんがシスコンになってしまった気がする(小並感)
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しろみぃ(プロフ) - ぼんぼんばくだんさん» り、臨海ダイバーをご存知ある!!(歓喜)私の友達誰も知らなくて寂しかったので嬉しいです笑 ありがとうございます♡ (2022年8月16日 17時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
ぼんぼんばくだん - 最近この作品見つけて、設定のところ読んだら、臨海ダイバーあって興奮しました。今の時代(11歳←)で知ってる人いて(当たり前)よかった…!あと、うん、めっちゃ好きです。 (2022年8月15日 16時) (レス) @page2 id: b23d7e2e61 (このIDを非表示/違反報告)
しろみぃ(プロフ) - レイさん» 衣装めっちゃ可愛いですよね!!とても羨ましい…やっぱり瑞希は天使なんですよ(あくまで個人の意見です) (2022年1月13日 18時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 瑞希ちゃんの衣装まじ神!((無料10連できたやつ (2022年1月13日 6時) (レス) @page14 id: 17f6bf0d6c (このIDを非表示/違反報告)
大葉(プロフ) - しろみぃさん» 分かりみがマリアナ海溝((((( (2022年1月10日 14時) (レス) id: 3fb14b87b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろみぃ* | 作成日時:2021年12月31日 21時