優等生の妹は劣等生。【プロセカ】【東雲彰人】

♡ ページ4

.




『…白石杏』




「え、フルネームで呼んだけど何かあった？」





『白石杏で、合ってる？』



「ああ、そういう。合ってるよ！杏って呼んでよ」





『杏。分かった…えっと、君は…』





その隣の、オレンジ色の髪の男の子。誰だったか。






思い出せるように、彼を見上げてじっと見つめる。






彰「…？」



『…………し、』



彰「し？」









『ひがしくも…じゃない、とううん…違うな、えっと…しののめ…あき…？なんだっけ？』



「彰人です。東雲彰人…ですけど。なんでぼんやり名前を知ってるんですか？」




『しののめあきと…ん…えーっと…たしか、同じクラスのはず…』





しののめあきとが硬直してる。





「………





え、朝比奈さん？(猫かぶりモード)」





『おぉ、大正解おめでとう』






ぱちぱちと拍手をしておいた。







『朝比奈Aだよ。よく分かったね、だいぶイメージ変えてたから…えっと、…そう、しののめあきと』






杏「Aはなんで彰人のイントネーション若干おかしいの」




『しのの…東雲、彰人。』



「それだね、覚えた？」



『…多分、いや、確実に忘れる』



彰「忘れないで欲しいな」







私は人の名前を覚えるのは苦手なのだ。

♡→←1 Vivid BAD SQUAD

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す