40話 ページ41
マサイ｢俺も不安だよ｣
『…』
マサイ｢これからどうしようか、なんて。全然考えてなかった。…だから不安。｣
そう言ったマサイは、私を落ち着かせるように腕に力を入れて抱きしめ直す
マサイ｢…どうしよっか｣
抱きしめながらユラユラと揺れる。
マサイ｢Aはどうしたい？｣
『…私？』
マサイ｢ふっ｣
『え、なんで急に笑うの？』
マサイ｢だって、一人称が私になってるから｣
『それ、今笑うこと…！？』
さっきまであんなにいい雰囲気だったのに…！？
マサイ｢ごめん、緊張しすぎて笑わないとダメだ、ハハッ｣
ﾄﾞｸｯﾄﾞｸｯ
密着してるから聞こえてくるマサイの心臓の音
昨日抱きとめられた時みたいに早くなってる
『ふふ、あははっ』
なんだかよく分からないけど、とりあえず面白くって、
つられて笑ってしまう
暫く二人で笑っていると、急にマサイが真剣で、それでも優しい顔をして私を見つめてくる
マサイ｢俺さ、｣
『うん？』
マサイ｢2人でならどうにかなるって、結構本気で思ってるんだけど？｣
『そう、なのかな』
マサイ｢おお、多分。｣
『不安だなー』
なんて口にしながらも、ニヤニヤしてしまう
マサイ｢なんだよそれー、俺がいたら不安とか吹き飛ぶだろー！｣
『えー？』
マサイ｢えーってなんだよ、Aはそう思わない？｣
『思う、かも？』
マサイ｢じゃあいいじゃん。これから2人で決めてけば。｣
『…うん。』
マサイ｢とりあえず今は秘密、でいいよな｣
『いいのかな』
2人に悪くないかな
これを知ったら、私だけじゃなくって
マサイも嫌われちゃうんじゃ？
せっかくマサイが収めてくれた不安も、また湧き出てくる
マサイ｢言っとくけど、あいつらはこんな事じゃ俺らのこと見捨てねーよ。俺が言うんだから間違いない。｣
その一言で、すぐに不安は消える
すごいなあ、マサイって…
マサイ｢…惚れた？｣
『…台無し』
もう、マサイってこんなんじゃなかったでしょ…！？
続く (更新停止中)
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＊緑茶＊(プロフ) - 美留玖さん» コメントありがとうございます！かっこよく書けてるか心配だったのでそう言って頂けると嬉しいです(笑) (2018年3月1日 0時) (
レス) id: 74f7a6cfac (このIDを非表示/違反報告)
美留玖 - あぁ〜･･･。マサイが///カッコいい///続きすごく気になります!!更新頑張って下さい!!応援してます♪ (2018年2月24日 0時) (レス) id: 2cb8ac12c6 (このIDを非表示/違反報告)
＊緑茶＊(プロフ) - 凜ネコみゃあおさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月11日 12時) (レス) id: 74f7a6cfac (このIDを非表示/違反報告)
凜ネコみゃあお(プロフ) - 頑張ってくださいね (2018年2月11日 11時) (レス) id: 1fb76055e1 (このIDを非表示/違反報告)
＊緑茶＊(プロフ) - ななさん» 楽しんでいただけて嬉しいです、頑張ります！ (2018年1月24日 6時) (レス) id: 74f7a6cfac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊緑茶＊ | 作者ホームページ：
作成日時：2016年6月24日 21時
