時には必要な嘘【Fischer's】

18話 ページ19

『なー、嫌だって、俺今日寝てたいんだって』

シルク｢なんでだよ｣

『昨日暴れすぎた』

シルク｢知らねぇよ｣

『冷たい人間』

シルク｢あ？｣

『なんもない』


シルクの横顔がかっこいいとか思ってたら一昨日の自分を殴りたい。
かっこいいのはかっこいいけどなんか怖い。面白いのに怖いよこの人。
筋肉のせいだきっと。


『…で、どこ向かってんのこれ』


さっきからシルクは私の手を引いて早足で歩いてる

手を引かれてる、でもこれくらいで動揺してたらやっていけないから我慢。我慢だA。


シルク｢ついたらわかる｣

『アスレチック系ならパスだからね』

シルク｢バスケもダメか｣

『ダメじゃ』

シルク｢企画潰れるからやめろよ〜｣

『嫌だ、疲れんの嫌だ』

シルク｢じゃあ編集してくんね？｣


意外と聞き分けのいい人だった。
シルク怖くない。


『やり方わかんないけどやる』

シルク｢マサイに教えて貰え｣

『了解』



ーーー

体育館(？)到着


ンダホ｢おはよー、A、間違えた、スイマ。｣

『間違いではないんだけどね、おはよ、ンダホ。』

マサイ｢本名とあだ名がごちゃごちゃする｣

『どこら辺でごちゃごちゃすんの』

マサイ｢わからん｣

『なんだよそれ』


朝から楽しいメンバーだね。
こういう時に仲間になってよかったって感じる。


シルク｢じゃあ始めんぞ！1or1！｣

『シルクとンダホがやってる間に編集の仕方教えてください先生』

マサイ｢先生 笑 了解。｣

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