二度と ページ44
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茨木「あんなバカ知らねぇよ」
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是光「A様 、珱姫様は？」
貴女「あ？知らん」
是光「知らんでは済まされぬぞ！？ 貴女は珱姫の話し相手としてここに来ているのに知らないは困る！」
花開院 是光。
珱姫の護衛をしている陰陽師だ。
貴女「知らん私は何も見てないし聞いてない！
こんなハゲといると私までハゲそうだ！しばらく外に出る！花開院にも戻らんしここに顔も出さん！いいな！？」
是光「ちょ！A様！？」
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貴女「是光は頭の堅い人間だ！だからハゲるんだ！
そう思わないか？
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茨木！！！」
とある裏路地の橋の下。
Aと茨木童子は水面に映る月を見ながらたわいもない話をしていた。
茨木童子とA 、二人は恋仲だった。
粗暴で口も悪い茨木童子だったが、唯一このAだけは大切にしていた。
貴女「なあ茨木？お前はまだ羽衣狐の元にいるのか？」
茨木「おめぇには関係ない」
貴女「そうか、、、まだ強さを追ってるのか？」
しゃがんで水面を見つめていたAは立ち上がり、自分より背の高い茨木童子を見つめる。
貴女「お前の顔に住み着いてる酒呑童子はいつ剥がれるんだお前の卒塔婆はいつ剥がれる！？」
今にも泣き出してしまいそうなA。
茨木は半分しか出ていない顔の目を細め卒塔婆に触れた。
茨木「好きで、、、こうなった訳じゃねぇ」
貴女「知っている、、、何年一緒にいると思っているんだ」
茨木「A」
不意に茨木はAの名前を呼び抱きしめた。
貴女「茨木？」
茨木「俺は、、、もうおめぇとは会えねぇ」
それは突然の別れだった。
貴女「急になんだ、、、私お前の機嫌を損ねることをしたか？」
茨木「違ぇよ、、、今すぐ京から出ろ」
貴女「なぜだ！？」
茨木「二度と京に来るな 、そしてオレのことは」
貴女「離せ！！！」
思いっきり茨木童子を突き飛ばしたA。
茨木「A、、、」
その美しい顔にある大きな瞳からは大粒の涙が溢れていた。
貴女「お前がそう言うのなら、二度と京には来ない
そして
二度とお前とは会わない」
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茨木「こうするしかねぇんだよ、おめぇを守るには」
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四季紙 - 面白いですね！続き待ってます！頑張って下さい！ (2016年10月9日 2時) (
レス) id: 6cb65d5ae1 (このIDを非表示/違反報告)
瑛里(プロフ) - 待ってました！！！！！ずっと待っておりました！！！これからも頑張ってください！！ずっと待っております！！！！！ (2016年10月3日 13時) (レス) id: 2cb87f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 茨木童子出るの楽しみにしてます(^-^)/ (2016年6月22日 19時) (レス) id: e7e2b0db42 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続きまってるよ(^-^)/ (2016年6月15日 22時) (レス) id: e7e2b0db42 (このIDを非表示/違反報告)
瑛里(プロフ) - ずっと見守って行きます。なので見捨てたりなんかしません！更新頑張って下さい！風邪などには気をつけてください！ (2016年2月12日 16時) (レス) id: 2cb87f1c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吾君ト | 作成日時：2015年7月26日 12時
