長い、長い、夢。 (ページ39)

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岩田さんが入店した15分後に私が入ることになった。

岩「ごめんね、予約名義もAの使っちゃったし」

Y「それはしょうがないことなので大丈夫ですよ(笑)
それよりも私なんかお誘いくださってありがとうございます」

岩「いやそれは俺が行きたかったから」

ああ、だからモテるんだろうな。

こういうことさらっと言えちゃうんだもん。

こりゃー気を付けないと落とされちゃう(笑)

岩「緊張してるでしょ(笑)」

Y「するにきまってるじゃないですか！
もう私この前皆さんの前で大恥かいてから余計に緊張しまくりですよ汗」

岩「あーあれは面白かった(笑)」

Y「私愛香ちゃんから聞いたんですけど自分では覚えてなくて…
どのくらいひどかったですか？」

岩「かなりやばかったよ(笑)」

Y「ええええ汗
どうしようもう私明日から働けないです(泣)」

最悪(泣)

もう帰りたい…

岩「嘘だよ(笑)
可愛かった」

へ？

Y「いいんです私なんか愛香ちゃんと違って普通の人間なんでフォローとかいいですから」

お世辞はいいよ…

岩「本気でお世辞とか思ってる？」

驚いて顔を見上げると岩田さんは真剣な顔をしていた。

――それって。

Y「どういう、」

店員「失礼しまーす」

岩「あ、来たね」

それによってその話は打ち切られて、その後は岩田さんもその話に触れず、他愛ない話をした。

会計の時にひと悶着あったものの、結局岩田さんに奢っていただいて別々に店をでた。