ヒーローの義娘はトリップして海賊になった4【ヒロアカ】【ワンピース】 (ページ8)

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153話ページ8

ヴォルフ「ノンノンノン！なーに的外れなことを言うとるんじゃ。陸に上がるつもりなんぞ端からないわい。この『花マル無敵号』はな、世界で最も硬い金属ひとつで造られておる！それこそ、どんな硬い岩でも山でもぶち破れる程の頑強さを備えておるんじゃ！」

ロー「おい、まさかそれって.....」

どんな硬い岩でも山でもぶち破れる......あ

ヴォルフ「シートベルトを着けておけよ、お前たち。このまま上昇して(・・・・・・・・)、大地を割るぞ(・・・・・・)」

ベポ「は？」
ペンギン「なに？」
シャチ「冗談だよな？」
コラ《おいおいまさか.....》

ｶﾁｬ←シートベルト
ヴォルフ「大地を割って、海中から直接神殿に乗りこむ！ワシを信じろ！スクリュープロペラ、キリモミ大・回・転っ！！」

「「「《嘘だろおおおおおおおおおっ！！》」」」

ペンギン達が叫ぶ。ヴォルフのことだ。絶対耐久テストとかやってないはずだ
ギュイイインと、これまで以上にとんでもない音を出しながら、高速で潜水艦は浮上していく。
そして、そのままの勢いで＿＿＿＿

ヴォルフ「三秒前、二、一...........行くぞおっ！！」

＿＿巨大な衝撃音とともに、上にあった岩盤が割れ、私たちは神殿の内部に飛び出した。

「なんだなんだあっ！」
「どっから出てきたこいつらっ！」
「やべェぞ！船長に報告しろっ！」

慌てる声が聴こえる。

ロー「なかなか楽しいシチュエーションになったじゃねェか」

倖雪「誰に喧嘩売ったか後悔させてやる」

ｺﾞﾝ
ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
ウルフロズを身に付けた。

ヴォルフ「足を引っ張るなよ、お前たちっ！」

ロー「こっちの台詞だ、ガラクタ屋あっ！！」

私たち六人は、一斉に潜水艦からとびだした
この世界での初戦はここか......気を抜く訳にはいかねえ！

ロー「コユキ。個性を使うな。全員を倒すな。程々にしとけ。そうじゃねぇと面白くねぇからな」ﾆｯ

倖雪「......分かった。でも一割使わせてもらうぞ」ｷﾘﾘ

ロー「分かった。行くぞ、お前ら！絶対に死ぬな！そして、絶対に勝つんだ！！」

「「「「おうっ！」」」」

町で会った時よりも敵の数は多い。五十か、六十か。数で圧倒している敵は、負けるはずがないと思っているのか、うすら笑いを浮かべながらこちらを見ている。

倖雪.ロー「「舐めるなよ」」ｷﾞﾛﾘ

私とローは背中を合わせ、睨んだ。