ヒーローの義娘はトリップして海賊になった4【ヒロアカ】【ワンピース】 (ページ16)

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159話ページ16

＿＿＿それこそが、最大の失策であるとも気づかずに

倖雪「なあ、シャチ、ペンギン」

シャチ.ペンギン「「何だ？」」

倖雪「なんか飛んでくるな」

シャチ「ああ。ぶっ飛ばしたい何かだな」

ペンギン「おれ、右な」

シャチ「じゃあ、おれ、左」

倖雪「私が二人の足になる。合図したら跳ばす」

ﾆﾔﾘ
倖雪「みっつ数える」

ペンギン「いち！」

シャチ「にの！」

「「「さんっ！！」」」

ﾌﾞﾝ
ボアケーノに向かって二人をとばした

ｶﾞｷﾝ
ペンギンとシャチの打撃が、ボアケーノの頭部を直撃した。

ボア「ぶ。ぶひょ.......こんな.....ぶひっ......」

シャチが急いで確認すると、完全に意識を失っていると言った。

シャチ「まあ、これくらい」

ペンギン「おれたちにとっちゃ、当たり前」

シャチとペンギンはハイタッチしようとしたが、こっちをジッと見た

倖雪「？」

シャチ「コユキも倒したんだ！」

ペンギン「あぁ。コユキを含んでおれたち(・・・・)だからな！」

倖雪「！」

おれたち.....役に立てたんだ...

倖雪「.....ﾌｯあぁ」

ﾊﾟｰﾝ
ハイタッチをした。

倖雪「だが、」

ベポ「ヴォアアアア！ンヴォアアア！！」

ベポはいまだに暴走状態だった！
私がペンギン帽で治まったのなら......

倖雪「シャチ！キャスケット帽貸してくれ！」

シャチ「え？」

倖雪「私の考えが正しかったら、それで止められるかもしれねぇ！」

シャチ「わっ分かった！」

ｻｯ
倖雪「よし」

ﾀｯﾀｯ
ﾋﾟｮﾝ
倖雪「これでどうだァ！！」

ﾎﾟｽ
帽子を被せた。満月をさえぎるように.....

ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
ベポは私を振り払うように暴れた。
そして数秒後＿＿ぴたりと、ベポの動きが止まった。

ｼｭｰ
倖雪「お！」

巨大化していた身体が元のサイズに戻り、伸びていた毛も短くなっていった。

ﾄﾞｻｯ←バランスが崩れた
ｺﾛｺﾛ←転がった
ｽﾀｯ←止まった

倖雪「止まった.....おい、ベポ！生きてるか！！」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

ベポの頬を叩きながら、呼びかけた

ベポ「ん、んんー.....あれ、コユキさん、ペンギン、シャチ......おれ、どうなったんだ？あのボアケーノってやつは？」

覚えてないのか？......まぁ無理もないな。暴走して我を忘れてたからな。

「「「ﾊｧ」」」

私たちは大きく安堵のため息をついた

ペンギン「ボアケーノはおれたちが倒しといた」

まぁ前半はベポの活躍だけどな