俺がお前を忘れても、【東雲彰人】 (ページ4)

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彰人「はぁ…」

そうため息をつく。

俺はあのときのことを考えていた。

彰人「冬弥……あいつ元気そう……いや、元気そうとかどうとか言う問題じゃなかったな」

俺はもう一度冬弥に会いたいそして何があったのか...

そう思った瞬間目の前に、一番会いたいと思っていた人が俺の瞳に映っていた。

彰人「は？！え？！冬弥！！？」

冬弥「…お前に聞きたいことが山程ある」

彰人「……俺もお前に聞きたいことがある」

俺は冬弥にこれまでの出来事や、1年前お前が行方不明になっていた…などということを話した。

冬弥が俺がこれまでの出来事を話している途中、頭を抱えて痛そうに唸っていた。

俺は心配になって、冬弥の顔を伺った。

すると、冬弥は何かを思い出したように、ハッとして俺を見る。

冬弥「彰人、ごめん…お前のことを忘れてしまって」

俺はとても嬉しかったが…涙が出てしまった。

彰人「やっと思い出したのかよ…ッ……ッツ…！！」

涙を流した俺を、冬弥は慰めてくれた。

俺たちはたくさん今までのことを話した。

誰かに見られていたのを知らずに。

「へぇ〜…そっち側につくんだ？」

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