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青柳冬弥は考えていた。
冬弥「………」
「と、冬弥だよな!?」いきなり俺にそう言って来たあいつ…。
あいつは一体何だったんだろう。なぜ俺の名前を知っていたのだろうか。
と疑問が浮かぶ。いや、考えるのをやめにしよう。
冬弥「きっと人違いだろう…」
俺によく似た誰かと俺を間違えたんだ。そう思いながら、俺はアジトに戻った。
そして自室に戻り、布団に入り寝た。
ある夢を見た。さっきの人違いをしてきた…あいつが出てくる夢を。
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彰人「冬弥!!今日も"セカイ"に行くぞ!!」
冬弥「あぁ、分かった」
ーセカイにてー
?「あっ東雲くん達来たよ!!??ちゃん!!」
?「ホントだ!!はやくー!!」
彰人「冬弥、行くぞ!!!」
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温かい、心が踊る場所だった。
俺は何かを思い出したように目が覚めた。……だが、すぐ忘れてしまった。
思い出そうとすると頭が痛くなる。
がんがんと波打つ頭と、どくどくと脈を打つ心臓が、忘れてはいけないんだと物語っていて。
冬弥「っ……」
今度、またあいつのところに行こう。
なんで俺を知っているのか、俺はお前の何だったのかが知れるかもしれない。
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