俺がお前を忘れても、【東雲彰人】 (ページ1)

今日:5 hit、昨日:35 hit、合計:3,915 hit

001 ページ1

.

ミライ高校にて

もはや毎日の日課なんかじゃねぇかってくらいに俺はため息を吐く。

彰人「はぁ………」

司「どうした！？彰人！」

彰人「げっ………先輩……いや、なんもないっすよ」

先輩に心配されたが、俺はごまかすことしか出来なかった。

司「むっ！…本当か？ならいいのだが…」

ほんとはあの出来事を考えていた。

俺の相棒が行方不明になってしまったあの事を。

急いで探したり、警察にも通報したりしたが見つからなかった。

焦りと共に怒りが込み出てきた。その時、先輩にもそのことを伝えたが……。

彰人「先輩方！冬弥が……！！！！」

司「彰人？！どうしたんだそんなに急いで……あと」

類「東雲君……何を言ってるんだい…？」

みんな「冬弥って誰？」と言う趣旨の事を言うばかりで、俺が幻覚でも見たんじゃねぇかと逆に心配をしてきた。

いや、司センパイは心配してたんだろうが…いつもと変わらなかったな。我が道を行ってた。

「は？」

そして今現在に至る。

なんで俺以外の人たちが冬弥を忘れているんだ、と…今日もそのことを思いながら家に帰る。

「あ"〜……」

さっぱり分かんねぇ…。

.