守るから (ページ7)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:26,423 hit

7 ページ7

桃 side

北斗の家にお邪魔した次の日から全く口を聞いてくれなくなった。

俺だけじゃなくて、樹の事も避けてるみたいだった。

まさか、付き合ってるの気付かれた、？

そんな訳ないよな、なんて思いながら自分を宥める。

黄「あ、樹～。これ、北斗が渡しといてって言ってたから渡しとくね。」

樹の時計。楽屋に忘れたのを届けてくれたのかな。

青「あぁ、ありがと。…北斗は？」

黄「あー、なんか用事あるとか言ってたけど、まだ居るのかな。」

その話をした時、楽屋から帰ろうとした北斗の姿があった。

黒「あ、お疲れ、」

逃げるように帽子を深く被って帰っていった。

青「おう、お疲れ … 。」

やっぱり避けられてる、

今まであんまり話さなかったわけだし、いつもと変わらないよな、

でも、何故かそれが嫌で気付いたら追い掛けていた。

桃「…北斗！！」

黒「は … 、何、？ごめん用事あるから、」

桃「じゃあ、いつなら空いてる？」

黒「… しばらく無理かも、」

絶対嘘だ。失礼だけど、北斗には毎日会うような恋人も居なければ友達も少ない。

毎日用事なんて絶対無い。

桃「明日、仕事終わり話があるから。」

呆然としてる北斗を置いて樹と髙地の元へ戻った。

あー、咄嗟に何してんだろ、