152 ページ15
障子越しに日の光を感じ目が覚める。
『(畳の匂い…ここは、あぁ第７に来てたんやった…)』
いつもとは違う懐かしい匂いが目が覚めたばかりのAを包んでいた。
桜「おぉ！起きたかA、調子はどうだ？」
障子を開けて桜備が入って来た。
『桜備大隊長、おはようございます』
出来る限り左腕に負担をかけない様に起き上がる。
『まだ動きませんけど大分良くなりましたよ。伝道者の会社、どうでした…？』
桜「火縄とマキが確認したんだが…どうやら今回の騒動で全焼、証拠隠滅したらしい」
『全焼…ですか』
全焼と言う言葉にもう少し早ければと考えて居ると誰かがこちらに来る足音がした。
紺「失礼する…って起きて大丈夫か？」
どうやら紺炉だったらしく顔を出して聞いてくる。
『あ、おはようございます。大丈夫ですよ、治療ありがとうございました。』
左腕に巻かれた包帯を触りながらお礼を言う。
紺「いや、こっちこそお前のお陰で被害が最小限に済んだ。礼を言う」
それならよかったですと笑って答えると思い出したかのように桜備が声を上げる。
桜「あ、そうだ。俺たちはもうすぐ帰るがAはもう少し第７で休んでくれ。新門隊長には許可を得てる」
『……え？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「トリップ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラオ(プロフ) - とても面白いです！ 続き待ってます！ 頑張ってください！ (2022年8月22日 21時) (
レス) @page30 id: 97cd07d666 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 続き楽しみです 頑張ってください (2022年8月16日 12時) (レス) @page30 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - 始めから一気読みさせてもらいました！続きを楽しみに待ってます！ (2020年12月5日 20時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レイ | 作成日時：2020年11月29日 23時
