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環「大隊長も中隊長方もお怪我はありませんか!?」
入口に回り込んで入って来たタマキが駆け寄ってくる。
環「どわッ!!」
何もないところで足が引っかり星宮に飛び込む様にこける。
しかし、星宮はガシッとタマキを掴み持ち上げる。
星「そう簡単にラッキースケベられるワケにはいかないぜ!!タマキ!!」
環「いつもいつも申し訳ありません!!」
星「気にするな☆それより彼らに第1を案内してやってくれ!」
はい!と返事をしているのを聞いているとあの子のあれは結構頻繁に起こるらしい。
環「おい、お前ら!!私についてこい!!第1のすごい所見せてやる!!」
いまだに座り込む二人の前に立ち張り切って言う。
『とりあえず、二人とも立ったら?』
ホイホイと腕を掴んで立たせると後ろから声がかけられた。
フ「第8のお前らは俺が預かる。バーンズ大隊長には敵わなかったそこの二人はなかなか、なかなかだったぜ」
森「あ…ありがとうございます」
ア「当たり前だ!!」
フ「だがこのままこのままのままか、このままこのままのままじゃないか、お前ら次第だぞ。
熱が冷気に変われるようにお前らもいくらだって変われるんだ。頑張れよ!!」
森「ありがとうございます!!」
ア「??」
『強くなれるかは自分次第だって事だよ』
意味を理解していないアーサーに噛み砕いて教える。
『(この人、何が言いたいかは分かりにくいけどそこまで悪い人やない?もしくは演技か…)』
なんとなくフラムを見ていると、二人に視線を向けていた彼がこちらを向く。
フ「お前もだ、このままこのままにしておくかよく考えろよ」
『は、はい!』
まさか戦っていない自分にも声をかけるとは思わず少し声が上ずってしまった。
それだけ言うとフラムは他の中隊長達と訓練場を出て行った。
『(彼らの中に犯人が居る可能性はゼロじゃない…今回は能力が見れただけでも良しとするか…)』
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レイ(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます。報告を受け原作の方も確認しましたがここでの地域が“新宿区”のため管轄は“第1”になりますのでこのままにします。 (2021年6月9日 22時) (レス) id: 2c9468588d (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - あ、あの、61話の桜「それは第1の管区…」ってところ、第1ではなく、第7ですよ。 (2021年6月6日 14時) (レス) id: 985c3b27ad (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 次の話が楽しみです (2020年7月8日 18時) (レス) id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
未羽(プロフ) - 更新、めっちゃ待ってます!! (2020年5月23日 18時) (レス) id: c79f5e12a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイ | 作成日時:2020年5月6日 1時