私ノ居ル場所２【炎炎ノ消防隊】

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引率の女性について廊下を歩いているとやはり気になる。

『(めっちゃ浮いてるよなぁ…)』

受付の人も、今案内してくれている人も修道服だ。

いくら第８の礼服がこれだからと言っても聖堂で軍服は無粋な気がしてならい。

茉「…どうかした？」

いつもと様子が違う様に見えたのかマキに声を掛けられる。

『…いやぁ、何だか場違いな気がして…』

ははっと苦笑いしながらちらりと服を見る。

すると案内してくれている女性がクスッと笑って大丈夫ですよと言ってくれた。

その顔は本当に気にしていない様で少しほっとする。

すると少し先に神父服のようなものを着た男性が立っていた。

男性「てめェらが研修の新人か」

彼の言葉を聞くに、第１の隊員の様だ。

彼はジロジロとシンラを見ると

男性「ったく…どうせクソみてェなクソしやがんだろ？クソかよクソが！」

と暴言の様な事を言う。

『(？悪口に、なってないよな…？)』

シンラも一瞬ムッとした表情をするも、直ぐに何言ってんだ？というような表情に変わる。

次はアーサーを見て

男性「てめェもてめェで、てめェのケツはまるでケツだぜ。ケツはケツらしくケツしてろケツが!!」

とまた悪口になってない何かを言う。

しかしアーサーには理解できなかったようでなんだと!?と言い返そうとするのをシンラが止めていた。

その様子を一瞥すると向きを変えて先を歩き出す。

男性「バーンズ大隊長がお待ちだ…ついてこい…」

どうやら案内役が変わるようだ。

『あ、えっと…ありがとうございました。』

ここまで案内してくれた女性に一礼してお礼を言うと”頑張ってください”と言ってくれた。

直ぐに名前を呼ばれ先に行ってしまった皆を追いかける。

『(いい人やったなぁ…)』

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