私ノ居ル場所２【炎炎ノ消防隊】

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第５の施設に突入してから数日後…

焔ビトの鎮魂を終え、協会に戻る。

『(今回の鎮魂は精神的に来たなァ…)』

ため息を吐きながら防火服を直して事務室に向かう。

ガチャリと事務室の扉を開けると何故か第５の火華が居た。

『あれ？火華さん。どうかされたんですか？」

デスクの辺りをうろうろと落ち着きなく歩き回っている火華に声をかける。

火華「!!べ、別に弁当を作ったのを忘れて菓子パンを買ってしまっただけで、勿体無いから持って来ただけで別に……」

最後の方はモゴモゴと小さな声で話したせいで最後は聞き取ることが出来なかったが、なんとなく察した。

『…シンラならもう直ぐ来ると思いますよ。さっきまで動いていたのでお腹空かせていると思いますよ』

ニコリと笑って火華に言うと目に見えて慌てるので応援したくなる。

話していると皆が戻ってきた。

火華は早速シンラにお弁当を渡しに行った。

『(頑張れ、火華さん)』

心の中で火華に応援して、他に戻ってくる人達のためにお茶を淹れに隣の部屋に向かう。

今回は前回より淹れる量が多いので二回に分けて淹れ、大きめのお盆に乗せて事務室に戻る。

何とか器用にドアを開けて部屋に入った瞬間…

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