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それから不死川くんのグループと私のグループは一緒にいるようになった


でもみんなでいるだけで不死川くんと2人になるとか
いい感じになるとかそういうことはなかった





ただ





「A帰るぞォ」


あれだけ勧誘されていたのに部活に所属しなかった彼は
毎日私と一緒に帰ってくれた



まぁお互い家が近かったからだと思う
バスで行ける距離だが乗っている時間は結構長く

最初はちらほらいる生徒も最後の方には2人だけになる








それも学校から出た時は近くも遠くもない普通の友達の距離

でも少し歩きバスに乗った瞬間
混んでいれば後ろから包み込むように立って頭に顎を乗せてくるし


「あ、シャンプー変えたなァ」

『ちょっと、今日体育あったんだからやめてよ!』


友達でも気づかないようなことにも気づいてくる





人が減ってくれば座れるもので

「眠い」

また頭に頭をのせられる


「おまえいいサイズなんだよなァ」



たまに私も肩を借りて寝ちゃったりして
降りなきゃ行けないバス停過ぎちゃったり

こう見えて甘党な彼と途中のバス停で降りて
おはぎクレープというよくわからない彼の好物を食べに行ったりした



好きになったりしないのかと聞かれれば嘘になるけど


この関係を崩すならば気持ちに蓋をしている方が良かった






気がつけば高校を卒業するまでこの関係は続き

不死川くんは大手に就職し私は大学へと進学



「Aじゃあなァ」

『うん、ばいばい』



もう会うこともないと思っていたのに
またある日をきっかけに歯車が動き出す








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瑛茉(プロフ) - 幸せを(ゝω・´★)さん» メッセージありがとうございます。私もこんな同居人欲しいな〜と思いながら書いてます(笑)これからもよろしくお願いします! (2021年4月4日 10時) (レス) id: 34a2c94a5f (このIDを非表示/違反報告)
幸せを(ゝω・´★) - さねみん可愛いですね、、こんな同居人いてほしいなぁって思いました。応援してます!頑張ってください!! (2021年4月3日 14時) (レス) id: acc958e8df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑛茉 | 作成日時:2021年4月1日 22時

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