2 ページ2
.
不死川実弥と会ったのは高校生の時
綺麗な銀髪に高い身長に胸元を大きく開け着崩した制服
どこからどう見ても不良そのもので
自分となんて縁のない関係だと思っていた
_
そう思ったのも入学式のほんの数時間の間だけで
「隣の人と自己紹介してください〜」
「不死川実弥」
『あ、あの、えっと、花宮Aです』
声がどんどん小さくなっていったのが自分でもわかった
聞こえていたか心配で少し顔をあげれば
「ん、Aな」
ぶっきらぼうな言い方でも声はすごく優しかった
「みんな元気で良いものだねぇ」
高校生にもなって自己紹介ってなに!?
と思いながら担任の小さいおじいちゃんを見つめる
「じいちゃん心配だなァ」
この時はぼそっと言った彼の独り言に反応しないでいた
でもその後彼はおじいちゃん先生の手伝いをしていたり
部活の勧誘をされていたり女の先輩とかが押し寄せてきたり
隣の席なためよく自分の席は埋まっていた
私の顔を少し見れば女の先輩達と教室を去って行って
授業になっても帰ってこないことも
別に気になってるわけじゃない
だってあんなに怖いんだもん
でもノートは大丈夫なのか、いない時はいつも何してるのか
銀髪の彼が隣にいないとよく考えるようになった
.
152人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑛茉(プロフ) - 幸せを(ゝω・´★)さん» メッセージありがとうございます。私もこんな同居人欲しいな〜と思いながら書いてます(笑)これからもよろしくお願いします! (2021年4月4日 10時) (レス) id: 34a2c94a5f (このIDを非表示/違反報告)
幸せを(ゝω・´★) - さねみん可愛いですね、、こんな同居人いてほしいなぁって思いました。応援してます!頑張ってください!! (2021年4月3日 14時) (レス) id: acc958e8df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:瑛茉 | 作成日時:2021年4月1日 22時