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後ろからくつくつ笑う声が聞こえて振り向けば
「ちゃんと戻ってくるんだなァ」
『だ、だって…』
改めて言われてちょっと恥ずかしくなった
ふわっとかけ直してくれたブランケットと実弥に包まれた
そのままテレビを見ていたがふと目の前にスマホがでてきた
画面を見れば目の前には私の顔と実弥
「ハイチーズ」
『え』
パシャという音と共に写ったのは
ブランケットを被って目だけ見えてる実弥と
同じくブランケットを被り間抜けな顔した自分
『ちょっと消してよ!』
「間抜けな顔してらァ」
『せめてもっと可愛く撮ってよ』
不貞腐れたように言えばヒョイっと持ち上がる身体
気がつけば彼のあぐらの上に座っていて
「はい、笑えよォ」
笑って準備をしていれば肩に乗る重み
パシャっと鳴る音と同時にぷにっと頬をつままれた
『あー! ねぇ!!』
「はははっ」
仕返しとばかりに実弥の頬もつまめばパシャパシャ鳴る音
「やべ、連写にしてたわ」
2人で撮った写真を見れば楽しそうな2人が映っていた
「あー笑いすぎて喉乾いたァ」
Aもいるかァと言うのに返事をして待っていれば帰ってくる実弥
SNSをふと開けば実弥のアイコンが出ていて押してみれば
“ おそろい ”
顔は写ってないもののブランケットを頭から被る2人がそこにはいて
リアクションを押せば
「眠みィ」
私のリアクションに気づいたのか誤魔化すように
ぐりぐりと詰め寄ってきた
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瑛茉(プロフ) - 幸せを(ゝω・´★)さん» メッセージありがとうございます。私もこんな同居人欲しいな〜と思いながら書いてます(笑)これからもよろしくお願いします! (2021年4月4日 10時) (レス) id: 34a2c94a5f (このIDを非表示/違反報告)
幸せを(ゝω・´★) - さねみん可愛いですね、、こんな同居人いてほしいなぁって思いました。応援してます!頑張ってください!! (2021年4月3日 14時) (レス) id: acc958e8df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑛茉 | 作成日時:2021年4月1日 22時