【風柱】かまってほしい

風 ページ13

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気づけば、縁側まで来ていてとりあえず座った



Aは変な鼻歌歌っているがご機嫌そうで
だんだん意識が遠のいていくのがわかった



あァ、長期任務の疲れかァ


『さねみ？ねりゅの？』


ちょっと寝かしてくれよォA






この言葉は口にしたのかできてないのかわからず不死川は横になった








さぁ、Aさん
抱きしめられたまま眠ってしまった彼に毛布を持ってきたい


自分の部屋は縁側からすぐ近い

でも彼は一向に離してくれない

指を1本ずつ離しても次の時にはくっついてて

腕なんて尚更離れなかった




『さねみぃ、風邪ひくよぉ』


そう言ってとんとんすると腕がするりと離れてくれた





その隙に走って毛布を取りに行き


『Aの貸してあげりゅ』


不死川にかけてあげた





寝返りをうったと思った不死川が何かを探す素振りをするので
手を伸ばしてみれば、ピタッと一瞬止まり手を絡めてきた

そのままじっとしていればいつの間にか彼の腕の中にいて
2人の体温はとても暖かくあっという間に眠気を誘った



『さねみ、寝顔かわいいねぇ』

しばらく不死川を見ていたが眠気には勝てなかった







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