さんびゃくさんじゅうご！！ ページ40
.
「へ……?
じゃぁ、榊ヶ峰は交渉するために送られたんですか?」
三橋さんは腕組をしながら「そういうコト」と頷く。
あの日。
三橋さんが見つけたというファイルには
メールのやり取りを印刷したものがあったらしい。
それは関西の組織……榊ヶ峰が本当に属していた
『
中には、平和条約の進捗状況を問うものだったという。
「じゃぁ、関西と関東の闘いっていうのは、榊ヶ峰が流したデマ……?」
片桐「緋華虎会……裏の連中じゃねぇと絶対関われない奴等だぞ」
相良「お前ってほんと、厄介に巻き込まれるのな」
「……」
三橋「榊ヶ峰は?」
「あー……なんかさっきの人たちが言うには砂漠に飛ばしたらしいです」
三橋「チッ。それじゃァ意味ねぇだろ。
百倍返ししねぇと」
「社会福祉活動させるとかなんとか」
片桐「ヤクザの癖に罰が優しすぎねぇか?」
まぁ、たしかに。
谷川さんたちをひどい目に合わせたのだから
5発ほどぶん殴りたい気分でもある。
でももう、関わることが無いっていうのが一番だった。
その時、扉がバァン!!とぶち開けられると
さっきの私みたいに息を切らしてるお兄ちゃんが。
三橋「おせーよ伊藤」
伊藤「やばい……学校帰りからずっと緋華虎会の奴等に追いかけられてて……」
相良「もはや気持ち悪いな」
「私たちだけじゃないんです。開久さんたちの高校にも乗り込んできたみたいです」
片桐「……」
香取くんのやつれた顔を思い出しながら教えると、
四人は同じ顔をして呆れてるみたいだった。
伊藤「あ、これ理子ちゃんと佐川から」
三橋「なんじゃあいつら。見舞いに来いよ」
伊藤「明日来るってさ。あ、智司たちはしばらくこの町に残るのか?」
片桐「いや、今日中には向こうに帰る」
相良「これでもかなり長居してやってんだぞ」
三橋「頼んでねーわ有り難迷惑だっつーの」
「あ、帰る前に電話番号と住所教えてください。手紙書きますから」
相良「いらねぇ」
片桐「ならあとで俺が教える」
相良「……おい」
「ふふ、ちゃんと教えてくださいね」
相良「……ん」
三橋「オイ顔を赤らめるなむっつり野郎」
相良「あ?嫉妬か?醜い野郎だな」
三橋「あぁ?!」
伊藤「やめとけよ病人」
.
さんびゃくさんじゅうろく！！→←さんびゃくさんじゅうよん！！
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いちご - もうあと少しでお別れなんですね…もっと見たいですっ！完結した後でも何度も読み返しますね！！最後まで頑張ってください！ (2019年1月23日 0時) (
レス) id: 38e4f6d3da (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - なのなのさん» そーだよね……直してくるっ (2019年1月20日 23時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
なのなの - 紫雨さん» でも、字幕入れたら「理子ちゃん」だったと思うよ？私は統一した方が良いと思う…。急に変わったら違和感あるしね(笑) (2019年1月20日 23時) (レス) id: 544df7dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - なのなのさん» 正直理子ちゃんの文字迷ってるんだよね…小さいことなんだけど、漫画だと「リコちゃん」って呼んでてさぁ…ドラマどっちかわからないけど、ずーっと「理子ちゃん」できたからどーしよーって…笑笑 (2019年1月20日 19時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
なのなの - ごめん、341だった…！間違えちゃった、ごめんね。 (2019年1月20日 16時) (レス) id: 544df7dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2019年1月4日 20時
