さんびゃくさんじゅうに！！ ページ37
.
関東のツッパリを全滅させる……?
なぜ関東に執着するのか、
訳がわからない。
その時、開久の人達が慌ただしく中に入ってきた。
どうやら爆発したあとに様子を見に行ってくれてたらしい。
シャッターをどうやって開けたのかは謎だけど。
開久「香取さんっ!!」
香取「なんだ?!」
開久「炎がもう、すぐそこまで……っ!!」
川崎「なっ……」
伊藤「早くにげろお前ら!!」
早川「伊藤さんも!」
伊藤「良いから早く!!」
開久さんたちを先頭に、
高校生たちがなにかを口走りながら
駐車場を飛び出していく。
三橋「A、お前も行け」
「三橋さんは?」
三橋「あとからコイツ引きずって追い付くから」
榊ヶ峰「クク……僕のことを助けるつもり??」
伊藤「勘違いするなよ。俺たちはテメェを許さねぇ。しっかり償ってもらうぞ」
榊ヶ峰「これだから糞餓鬼は。
甘いね考えが。爆弾が一つだけっていつ言った?
無駄なことしてる暇何てないんだよ。
それとも、僕の野望のた────」
ブツブツ呟きだした榊ヶ峰を
お兄ちゃんがアッパーを決める。
今度こそノックダウン。
気絶してしまったらしい。
香取「Aさんっ!!はやく!!」
「か、香取くん……」
香取「早川京子と川崎明美はもう外に向かってます!貴方だけなんです!!」
「私は最後に……」
香取「馬鹿言わないでください!!
女差し置いて助かろうとする男がどこにいますかｯｯ!!」
香取くんはすでに私の手首を掴んで歩き出している。
初めて香取くんに怒鳴られた。
力強い大きな手のひらも、容赦がない。
なんとか引き摺られながら振り返ると、
三橋さんとお兄ちゃんは二人で榊ヶ峰を
運ぼうとしているところだった。
.
────爆弾が一つだけっていつ言った?
.
頭の中で、さっきの言葉がフラッシュバックした瞬間、
目の前が真っ赤に染まった。
爆風に吹き飛ばされはしたものの、
香取くんに支えられてなんとか踏ん張る。
「……三橋さん?お兄ちゃん……?!」
香取「Aさん!!」
まって……三橋さんたちがまだ…………ｯｯ!!!
「三橋さん!!お兄ちゃんｯｯ!!」
香取「Aさん!行っちゃだめです!!」
「やだ、まって、まだ……ｯｯ!!」
こんなの嫌だ、絶対に認めない。
こんなの、
絶対……っ
.
さんびゃくさんじゅうさん！！→←さんびゃくさんじゅういち！！
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いちご - もうあと少しでお別れなんですね…もっと見たいですっ！完結した後でも何度も読み返しますね！！最後まで頑張ってください！ (2019年1月23日 0時) (
レス) id: 38e4f6d3da (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - なのなのさん» そーだよね……直してくるっ (2019年1月20日 23時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
なのなの - 紫雨さん» でも、字幕入れたら「理子ちゃん」だったと思うよ？私は統一した方が良いと思う…。急に変わったら違和感あるしね(笑) (2019年1月20日 23時) (レス) id: 544df7dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - なのなのさん» 正直理子ちゃんの文字迷ってるんだよね…小さいことなんだけど、漫画だと「リコちゃん」って呼んでてさぁ…ドラマどっちかわからないけど、ずーっと「理子ちゃん」できたからどーしよーって…笑笑 (2019年1月20日 19時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
なのなの - ごめん、341だった…！間違えちゃった、ごめんね。 (2019年1月20日 16時) (レス) id: 544df7dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2019年1月4日 20時
