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にひゃくよん!! ページ8

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そしてなぜか私たちは喫茶店にやって来た。


真向かいに座るのは今井さんと谷川さん。



私はお兄ちゃんと三橋さんに挟まれて座る。






三橋「ほらA。俺の言った通りにしろ」

「えぇ……ほんとにやるんですか?」

三橋「やらねぇと開久乗り込めねぇだろ。
あ、見本は京子ちゃんな」




助けを求めようとお兄ちゃんの方を見ても、
ずっと目をつぶって下を向いてるだけ。


どうやらやるしかないみたい。





「……今井さん」

今井「なんでしょう」





私はもうヤケクソで顎にグーにした拳を当てて、
首を傾げてみせた。




「い、今からぁ、開久に乗り込もうと思っててぇ」

谷川「キャラ変わりすぎだろ明らかに三橋に吹き込まれてるだろ」

「ちょっと黙っててください谷川さん」

今井「おやおや。貴方のような可愛らしいお方が、行ってはいけませんよ……」

「でもぉ、開久さんたちぃ、私のことをぉ、狙っててぇ……」

三橋「ぷくく……きもーい」

「おい」

今井「それは大変だ……」




三橋さんが「今だよ」と合図を送ってくる。

もうどうにでもなれだ。



私は今井さんの手をぎゅっと添えるように握る。


瞬間、今井さんはなぜか白目になって
口をぽかっと開けてしまった。





「い、っ今井さん……ぉ、お願ぁい……

Aのことぉ、助けて……?」



今井「開久に乗り込むぞぉおおおお」

三橋「それでこそ今井だぁぁああ」






私の演技がうまくいったみたいで、
二人は同時に立ち上がった。


そのあとをお兄ちゃんが付いていく。




残された私は、谷川さんに恨みがましい目で睨まれていた。




谷川「……よくもやってくれたな」

「三橋さんの願いは断れませんよ」

谷川「卑怯ものカップルが」

「え、えへへ」

谷川「デレるな褒めてねぇ!!」








喫茶店から出ると、三橋さんが私のことを待っていた。


なんだろうと近づくと突然チョップされる。








「なんで?!」

三橋「俺は可愛く『今井さん助けて』って言えって言っただけだろ」

「だから言ったじゃないですか」

三橋「……手ぇ握る必要は無かっただろーが」

「……そこ?」

三橋「……」

「……」



谷川「ハイそこぉ!!二人の世界に入るな!!
開久行くんでしょぉ?!」





伊藤「……京ちゃんバージョンのA可愛すぎて辛い」

谷川「え、すげー静かだと思ったらそんなこと考えてたの?」




「ツッコミお疲れさまです」

谷川「誰かさんたちのせいでな?!」





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にひゃくご!!→←にひゃくさん!!



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nasiremon - 伊藤兄がかっこよすぎる! 涙腺妨害ですよ…同感できるところが多い…うぅぅぅ… (2020年5月13日 1時) (レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 牡丹杏。さん» ぜひぜひ続きも見てください(*´∇`*) (2018年12月27日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹杏。(プロフ) - えーここまでで涙ボロボロなのに、続編見たらどうなるの。私の涙腺w 楽しみにしてまーす (2018年12月27日 15時) (レス) id: 48235b53b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます!とても励みになります!これからもキュンキュンしてもらえるようらがんばります!! (2018年12月26日 14時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
ライアー - 続編すっごく楽しみにしてます。頑張ってください!応援してます!!! (2018年12月26日 13時) (レス) id: ca359b9f59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神室紫雨 | 作成日時:2018年12月16日 17時

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