にひゃくさんじゅうはち！！ ページ41
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鈍く痛む頭。
恐らく誰かに頭を殴られたんだろうけど。
「……っどこに連れてくんですか」
私の腕を拘束してる人を睨みながら聞けば、
鼻で笑って返される。
開久「着いてからのお楽しみだ」
「……相良さんの命令?」
開久「よく分かってるじゃねェか」
「っ……」
相良さん……。
「……どうして関係ない佐川さんまで殴ったんですか、あそこまでする必要無かったでしょ……!!」
私を守ろうとしてくれた佐川さん。
何度も殴られて、蹴られて。
「付いていくからやめて」と言ったあとも
何度も傷つけられてた。
私の周りには5、6人の開久さんが囲んでて
逃げる道も見つからない。
開久「うるせーな…あの野郎が邪魔してくるのが悪かったんだよ。しつけぇ奴だったぜ」
「……絶対許さない」
開久「いつまでそう強気でいられっかね。
さぁて、もうすぐ着くぞ」
───“頼りになる俺の大事な妹”
───“おっかねぇ俺の大事な彼女”
負けちゃダメだ。
絶対弱気にならない。
連れてこられたのは、見たことない工場のような場所。
大きな樽のような機械が置いてある。
開久「オラそこに背ェつけて立てや!!」
「っ…い、た……」
思いきり突き飛ばされ、
抗う暇もなく手首に手錠がはめられた。
なんでこんなものを高校生がもってんの。
「私をここに置いてどうするつもりですか。
餓死にでもさせるの?」
開久「まぁ焦んなって。すぐに相良さん連れてきてやるからよ」
「……相良さんは今どこ」
開久「早川京子のほう見に行ってるぜ」
……京子さんのほう?
意味がわからない。
なんで、京子さんの名前が?
「京子さんに、なにしたんですかｯｯ!!」
開久「おぉ怖ぇ怖ぇ。
落ち着けよ、お前と同じ状況に遭ってるだけだから」
「あの人に手ぇ出したらぶっ殺す……!!」
開久「うるせーなぁ。相良さん来るまで時間あるだろ。黙らせようぜ」
開久「そうだな。コイツ顔はマブいし、ご奉仕してもらおうや」
「……?」
ニヤニヤ笑いながら手を伸ばしてくる開久さん。
それは昔、私に頭を下げてきたり、
挨拶してくれてた時とまったく雰囲気が違う。
「な、にするんですか! 離れてください!!」
開久「うるせーなぁ」
開久「三橋の女なんだろ?なおさらメチャクチャにしてやるよ」
───シュルリ、と音をたててリボンがほどかれた。
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nasiremon - 伊藤兄がかっこよすぎる！ 涙腺妨害ですよ…同感できるところが多い…うぅぅぅ… (2020年5月13日 1時) (
レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 牡丹杏。さん» ぜひぜひ続きも見てください(*´∇｀*) (2018年12月27日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹杏。(プロフ) - えーここまでで涙ボロボロなのに、続編見たらどうなるの。私の涙腺w 楽しみにしてまーす (2018年12月27日 15時) (レス) id: 48235b53b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます！とても励みになります！これからもキュンキュンしてもらえるようらがんばります！！ (2018年12月26日 14時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
ライアー - 続編すっごく楽しみにしてます。頑張ってください！応援してます！！！ (2018年12月26日 13時) (レス) id: ca359b9f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年12月16日 17時
