にひゃくにじゅういち!! ページ25
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拝啓、神様。
今まで「神様なんているわけない」と
散々悪口言ってしまってごめんなさい。
めちゃくちゃ謝罪するのと同時に
めちゃくちゃ感謝します。
三橋「くかー……」
「……ふぉお………ッ」
私のお腹に回るこのお手てと、
背中に感じる温もりと、
耳を擽る寝息。
全部三橋さん。
神様。ありがとうございます。
Aはもう生意気なことを言いません。
「どうしようどうしよう……離れなきゃいけないのに離れたくない……寝たフリするしかないかな……でももう目が冴えまくってやばい……」
時刻はAM7:00。
目が覚めたら三橋さんに
抱きつかれてるこの状況。
寝返り打ったらぶっとばされるかな……。
でも……見たいじゃん。寝顔。
一眼レフ持ってきてないけど……見たいじゃん。
見るだけでも良いじゃん……。
「ん……っしょ、」
三橋「ん……ぅ……」
ほわぁぁぁぁあッッ!!!!
みみ、三橋さんの、寝顔が目の前にぃぃぃい!!!!
可愛いがすぎて辛いアレ私日本語おかしいなまぁいいか。
……ていうか私、三橋さんと一緒に寝てたんだ。
改めて考えると、馬鹿みたいにドキドキする。
うわぁ……ちょっとやばいかも、私。
……もともとやばいかもだけど。
しかし、私のそんなあまーい時間は
突然ぶった切られた。
愛美「貴志ッッ!! アンタいつまで寝てんのよ!!」
突然バァンッッ!!とぶち開けられたお部屋の扉。
私は変な声を出して飛び起きると
がっつりお母様と目が合ってしまった。
お母様は一瞬、悲鳴をあげかけたけど
私だと気がつくとにっこり笑顔になる。
愛美「あらあら、もう貴志ったら〜」
「あの、ごめんなさい、挨拶もせずに上がり込んで……」
愛美「いーのいーの。
それよりウチの子いい加減起こしてあげてちょうだい。
あ、Aちゃんの分の朝御飯も作るわね〜♪」
「………ハイ」
鬼のような形相だったお母様はすっかり
ご機嫌になって階段を降りていく。
よく分からないけど、まぁよかった。
三橋「ん……?」
「あ、三橋さん。おはようございます」
私が飛び起きたせいで目を覚ました三橋さんは
まだ寝ぼけてるみたいで。
ぼんやりしたお顔で私を見上げると、
「……おはよ?」と小さく返してくれた。
朝から心臓が辛い。
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落ち着け妹。笑
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nasiremon - 伊藤兄がかっこよすぎる! 涙腺妨害ですよ…同感できるところが多い…うぅぅぅ… (2020年5月13日 1時) (レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 牡丹杏。さん» ぜひぜひ続きも見てください(*´∇`*) (2018年12月27日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹杏。(プロフ) - えーここまでで涙ボロボロなのに、続編見たらどうなるの。私の涙腺w 楽しみにしてまーす (2018年12月27日 15時) (レス) id: 48235b53b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます!とても励みになります!これからもキュンキュンしてもらえるようらがんばります!! (2018年12月26日 14時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
ライアー - 続編すっごく楽しみにしてます。頑張ってください!応援してます!!! (2018年12月26日 13時) (レス) id: ca359b9f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神室紫雨 | 作成日時:2018年12月16日 17時